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木造一軒家でドラムを叩くための、DIYスタジオ計画 〜構想編〜

どんな世の中になっても思う存分ドラムを叩きたくて、一軒家の7畳のリビングをDIYで防音室に改造しました。

何回かに分けて、僕がやった防音室作りを紹介していきます。

ちなみに、防音室にする前はこんなリビングでした


本当に見ての通り、ただのリビングです。

庭に通じる日当たりの良い大きな窓も、防音の観点からは大きな障害…!


ここを防音室に改造していきます。

音漏れを防ぐためには『防音』と『防振』

楽器から出る音を建物の外に漏らさないようにするには、音が出ていくのを防ぐ『防音』と、音や演奏による振動を抑える『防振』が重要。


まず、『防音』。

一般的な家庭での防音(テレビの音や話し声など)なら、ベニヤ板に段ボールを貼り付けたのを部屋の壁に貼るだけでも多少なり効果は得られる。
要は室内の音の反響を小さくすること(吸音)と、音が外に漏れないようにすること(遮音)が達成できれば良い。

だが、当方の楽器はドラム
楽器の中でも、特に音がデカい。

これに対処するには、室内に新たに 壁 をつくる必要があると考えた。


そして『防振』。

これはさらに難しい。

ドラムは演奏するのに思いっきり振動が起こる。
集合住宅でドラムを叩くことや、そもそもパットなどでさえ練習をするのが難しい理由の最たるはコレ。


が、ここは一軒家なので、そこは(ある程度なら)気にしなくてよい!
よいのだ…!!!

しかし、それはそれとして振動はキチンと対策しないと、部屋自体・建物自体が大きな共鳴楽器としての効果を果たしてしまい、結果的に騒音が周囲に漏れてしまう。。

そこで、部屋自体を重くする必要がある、と考えた。


この2つの条件を、限られた予算内で満たすには??

建てた計画がコチラ。

床には厚い防振マットを敷き、その上に絨毯。
部屋の壁に沿って防音壁を設置。

角材で支柱を立ててアジャスターで天井に突っ張らせて固定、壁を安定させる。

設計図には書いてないけど、支柱は各コンパネの繋ぎ目の真後ろに一本ずつ立てて、継ぎ目から倒れたりしないようにした。

ちなみに、大きな窓もすべて段ボールをベタ貼りして上から吸音スポンジ。隙間という隙間を埋め尽くす。
出窓も同様。

壁はコンクリートブロックを土台にコンパネと石膏ボードで壁を立て、その上に防音シート、さらにその上に吸音スポンジを貼る。

エアコンのある面だけ石膏ボードが収まらなかったのでカットしたコンパネを二重に。

壁の断面図↓


さて不測の事態は色々起ころうが、これで行こうとホームセンターへと繰り出しました。


次回、資材編へと続きます。

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