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suzuco
2020年8月1日 11:00
「元気が出ない時、私、手を見るんです、右のてのひら。」彼に会いに行った公園でそんなことを話した。まだ敬語で話している頃の懐かしい記憶。なんでそんな話になったのか思い出せないけれど、私のことだ、多分 彼を励まそうとでも思ったのだろう。「ほら、『て』の文字みたいに見えるでしょ。昔、友達の手相を占っていた人がついでに私のも見てくれて、その時言われたんです。これ、徳川家康と同じ珍しい手相だって。1