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なぜこれからは問題解決能力より 問題発見能力の方が大事なのか。 〜「ニュータイプの時代」を読んで〜

コロナウイルスが勢いを増すばかりですね。


その影響で
家にいる時間も長くなっているかと思います。

家で何もすることがないと頭を抱えている人もいるかと思いますが、

僕のオススメは、

圧倒的に「読書」です。

僕自身、修士課程を修了して、現在春休みなんですが、

司馬遼太郎さんの
「坂の上の雲」
を着々と読んでいます。(もうすぐ4巻まで終わるよ。)


ということで、

春休み中に読んだ本のレビューを書いていこうと思います。


山口周さんの
「ニュータイプの時代」

という本です。

この本は
端的に言いますと、

これからは、
どういう時代がきて、
その時代には、どういう能力に価値があるのか

といったことが書かれている本です。


ビジネスは、基本的には
「問題の発見」と「問題の解決」の両輪を回すことによって、
富を産み出しているという前提をまず抑えておく必要があります。


これからの時代がどうたったのかを考えていくためには、
まず
これまでの時代は、どういう時代だったのかを振り返る必要があります。

これまでは、
冬は凍えるぐらい寒い。
もっと快適に移動したい。

などの不満がたくさんありました。

この「不満」 = 「問題」なわけです。

つまり問題がたくさんある状況でした。

そんな時代では、
ストーブを作ったり、
車を作ったりするという
「問題解決能力」の価値が高かったのです。

問題は、溢れるほどあり
問題発見自体は容易なのです。

それに対して、
現在そしてこれからは、どうでしょうか。

テクノロジーが、発達し、
多くの商品が開発されて、
日常で感じる不満は激減しました。

それは、これまでの人類が必死に問題解決してきたことの証拠でもあります。

そんな問題が希少になった時代においては、
「問題解決能力」より、

「問題を発見する能力」の方が大事になってくるのです。


ビジネス的な用語で言うと、

問題解決がボトルネックだった時代から、

問題発見がボトルネックの時代になったということです。


これまでは、
問題解決能力がある人が、エリートと呼ばれていたのですが、
これからは、
問題発見能力がある人が、エリートと呼ばれるようになってくると著者は言っています。

時代によって、
「優秀な人」の定義も変わるのは、すごくおもしろいですよね。


まとめますと、
過去
問題が過多→問題解決能力が重要
現在
問題が希少→問題発見能力が重要

ということです。


なるほどなーと思って、
すごく勉強になりました。


ちなみに僕自身
問題発見能力と問題解決能力については、
2年前にもブログに書いていました。


この本が出版されたのは、一年前で、

本質的にはほとんど同じことを言っているので、

僕の目の付けどころは良かったのかもしれません笑

上の記事も良かったら、読んでみてください。


ということで、終わり。



「ニュータイプの時代」https://amzn.to/2Uz8a4M

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