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STUDIO COAST、ありがとう

今日の午後、とんでもなくショッキングなニュースが流れてきた。

一つは藍坊主現体制ラストライブの現地観覧が中止になったこと。
そしてもうひとつはSTUDIO COASTが来年の1月をもって閉館となること。


事業用借地契約満了と字面で見てもなんとなくは伝わるけれどせっかくなので調べて見た。気になる方がいたら読んでみては。

定期借地権の解説(国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/totikensangyo_tk5_000106.html

おそらく、STUDIO COASTはリンク先でいう事業用定期借地権に該当する契約だったんじゃないかなと思うのだけれど、契約終了時の建物の項目を読んでみると「原則として借地人は建物を取り壊して土地を返還する」とのことだったので、毎回入り口で演目を表示しているブロックなどがもう少しで見れなくなってしまうんだなぁと思うととても悲しい。

今のうちにいっぱい見ておこう。

何回もお世話になった空間だし、これからも当たり前にあるものとどこかで思っていたのでびっくりした。(去年に新型コロナウイルスによる経営悪化がニュースになっていたのでヒヤリとしたときはあったけれども)

最近、Zepp Tokyoも公式にて閉館するお知らせを発表したばかりだったし、それに次いでSTUDIO COASTも閉館となってしまうのかと。

最近、MONOEYESの「Cold Reaction Tour 2015 at STUDIO COAST」のBDを見た。

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STUDIO COASTのフロアで1曲演奏されるごとに遊び倒すオーディエンスと楽しそうな演者の様子がこれでもかというほどに収録されていた。
印象的だったのは会社から仕事を終えてそのまま参加した様子の男性がスーツの袖をこれでもかというほどに捲って満面の笑みでライブを楽しんでいるシーンだった。

演者もオーディエンスも同じ空間で喜びや楽しさや感動を何回も分かち合った。そんな場所を作ってくれて、そんな経験をさせてくれた会場がSTUDIO COASTだった。

私は1階の階段の中腹あたりにある左右のスペースからライブを見るのが好きでそこからフロアがもみくちゃになる様子やステージのパフォーマンスを見るのが大好きだった。
入場してから広いドリンク交換エリアで交換したビールを開演待ちの間にちびちび飲むのが好きだった。
この会場で交換できるやたらおしゃれなラベルの水が好きだった。
入り口前のロッカースペースはちょっと道幅狭くて困った。
ライブが終われば汗はダラダラで、風を受けながらも抑えきれない高揚感で駅まで歩いた。何回も。

このニュースが流れたときにSNS上で色んなアーティストの方々が声を発信していて、本当にたくさんの人にとって大切な場所なんだなと思った。

まだまだこのアーティストをSTUDIO COASTで見たかった!という心残りはいっぱいあるけれど、とりあえずは残りの期間でいっぱい足を運べたら。

WE BELIEVE OUR FUTURE.

めちゃくちゃ心打たれました。
支え続けてくれて本当にありがとうございます。

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