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「絵」を描くように「写真」に納める 運動会編 5DmarkⅣと150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

先日、小学校の運動会に5DmarkⅣと150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryで、参戦してきました。
この組み合わせは、小学校の観覧席から子供を探すのに適した焦点距離です。
特に、100m走のゴール側からスタートラインに向けて撮影する際に、駆け出しからゴールまで追う事が出来ます。焦点距離400㎜だと少し短いのでSIGMAのレンズの登場です。
ただ、見ての通り、ミラーレス機全盛の時代に、ボディと大砲の様なレンズをぶら下げていると、父兄の中でかなり目立ちます。
卒業アルバムの目的で撮影していた、写真屋のご主人には、かなり怪訝そうな眼つきで睨まれました。
私以外には、白レンズを持ち込んでいる父兄が2組ほど見かけました。
おそらく、このボディとレンズの組み合わせだけで、私が誰の父兄なのか判明するかもしれません。

150-600mm F5-6.3 DG OS HSMは、SIGMA製のContemporaryシリーズですが、手に取ると結構デカいです。
一脚に固定すれば、重さの問題は解決できますが、撮影するポイントが決まっていて、競技時間も5分程度と短い為、手持ちが便利です。

前回、運動会のベースとなるカメラの設定をnoteに記載したが、今回、改めて他の親御様方の撮影風景を見て、考え方が変わりました。

特に、「広報部」の腕章を付けて、フィールド内の立ち入りが認められているにも関わらず、他の父兄と同じ観覧席付近からの撮影で終始している。

私からすると、「勿体ない」の一言。

何故に、観覧席付近からの撮影で、終わってしまうのか、いろいろ考えてみた。
私の勝手な想像に過ぎないと前置きして、運動会の「絵」を描いていないのが、最大の原因かと思えた。
もうここまで来たら、カメラの設定は、全自動のスポーツシーンで十分撮影可能です。
撮影で、カメラの設定よりも、もっと大切な事は、どんな「絵」を記録したいのかを明確にする事。

素人が偉そうな事を書いているのは承知の上で申しますと、競技中の記録したい「絵」が頭の中で描けていない。
これが出来ているか否かで、「撮影場所」が全く変わる。

「運動会」をテーマにした「絵」、頭の中で描けますか?
100m走、リレー、綱引き、応援合戦等々、競技の種類は、多少の違いが有るが、ほぼ、皆さんも小学・中学の運動会と変わっていない競技もあるはず。
因みに、私の時代は、小学・中学共に組体操のピラミッドが有り、一番下の土台が定位置でした。

競技中の記録したい「絵」は、他のスポーツでも使えます。
バレーボールだったら、サーブ、アタック、ブロック等々、レシーブは地味ですが、回転レシーブで手にボールが触れた瞬間は、美味しいです。
サッカーは、シュート、ドリブル、リフティング。
野球は、ピッチャーの投球、バッターのスイング、走塁時のスライディングなど。
んじゃ、運動会は?

少し愚痴っぽく書いていますが、折角の撮影の機会、子供にとっては最初で最後の一回きりの年度ですので、もう少し積極的にフィールド内を駆け回っても良いんじゃないかと考えた次第です。

私は、150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary 1本で事が済みました。
手古摺ったのが、学年代表で構成されたリレー。
バトンの受け渡しと、コーナーを駆けるシーンが欲しかったので、グランドの中でも人混みが少なく、次の選手にバトンを渡す場面が見える場所を探しました。

「広報部」の方々に欲を言いますと、撮影中にバッテリーの電池切れはNG。前日の充電と予備のバッテリーは必須です。
フィールド内であっても、競技の妨げにならないように撮影するには、焦点距離200㎜程度の望遠が必要です。
標準ズームの域ですと、広い範囲が写るのですが、個々の様子や表情などは、物足りないかもしれません。ああ、トリミングするんだった、構いませんがね。

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