成果を出すことは習慣である(ドラッカー)

概要

結果が全て。よく使われますし、よく耳にする言葉だと思います。

しかし、至極真っ当な意見だと思いますし、リアリティーに溢れる強烈的な言葉だと思います。

企業活動・組織活動において、一人一人に求められる共通のものですね。その成果を出し続けることで対価を得ることができるのだから。

しかし、成果と言う言葉は非常に意味合いが広く誤解している人も多いと思います。そこで、成果の定義付けをしておくと、

顧客の利益のために自分の投入したコストに対して、帰ってきたリターンの差分と考えるとわかりやすいと思います。

わかりやすいのが一人当たりの売上とかで表せますよね。その目標値に対して、どれだけ結果が出せたか、と良く使われると思います。

しかし、同じ条件で競争させた時、成果を出せる人と出せない人の2パターン出てくる、そう言った現象が起きます。二極化させる考え方はあまり好きではありませんが、簡単に説明するとこうですよね。

ちなみに僕は成果を出すということにすごくプレッシャーを感じますし、何をどうやったらそれができるのかわからず、様々なことをして、たくさん失敗しまくってしまい、戸惑ってしまいます。

そこにドラッカーはこう述べているのです。

成果を出すには習慣がある。

そんなバカな。自分がやっていることが悪習慣ということか、と思いました。つまり正しい習慣で、それを継続させることこそ、成果を出せる人間に誰でもなれると述べています。

その具体的手順まで述べられています。

①自分の時間を全て記録すること。

②成果に目をむけ、期待されている成果は何かから始めること。

③強みを基盤にすることで、できることからスタートする。

④優先順位をつけること。

⑤決断を下すこと。

①について。時間とは命の最小単位の構成要素ですよね。だからこそですが、自分の時間は有限であることを思い知ること。そして、自分が何に時間を使っているかを理解するために、記録すること。

ここから始めようと述べています。よく成功する人たちは、1分単位でToDoリストを作っていると聞きます。それは桁違いの差があるなとも思い知らされます。だた一番大切なことは、時間は有限であるということをいかに自分ごととして捉えれるかだと思っています。

②について。成果の定義付けですね。ここで、この成果の定義付けに対しても具体的手順が述べられていました。

1.どのような貢献が可能か

2.貢献したらどんなことが起こるのか

3.どのように行動すればそれは具現化するのか

4.全ての行動を終えれば何が出来上がっているのか(成果)

5.フィードバック

この手順を踏むことで、自分がやることがより具体的になり、やるしかない状況になっていくと思うのです。貢献というとこが1なのもいいですね。

③について。この言葉もよく耳にする言葉ですが、無能・有能です。無能とは能力がないこと、有能とは能力があること。ただ全ての能力を兼ね備えている人なんていないですよね。だから分野ごとに、無能・有能なんて無数に存在する。得意不得意の話です。

だから、全てを一括りに無能だから、と自分を自虐してしまう人はもったいないと思います。是非強みに目を向けることから始めてみる。そうすると、その世界のトップの人を尊敬し、学び、行動量も倍増していくことでしょう。

④について。優先順位をつけること。毎日やることを決めたら優先順位をつけたほうがいいと思います。物事には7つの習慣でも紹介されているように、重要度と緊急度の両軸で考えた時に、緊急ではないが重要なことから1日を始めていくと変わる、と述べられています。

それから始めないと、簡単なことから始めることになり、逃避行動を重ね、結局何も変われません。

⑤について。会社組織で働く以上、正解かどうかわからないことに対して、意思決定していくことの連続だと思います。そこでいい意思決定ができるかどうかは、①〜④の習慣を繰り返し行なってきた蓄積がものを言うと思うのです。その自分との信頼をかちえてきて、始めて自信を持って、決断をくだせる。自分で定義付けした成果に目をむけ、日々走ってきているのであれば。

この5つの習慣、誰しもが、成果を求められ続ける日常の中に生きていると思います。ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

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