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藤崎智 藤崎麻雀のルーツ

2024年2月13日更新

藤崎麻雀のルーツ

「いつ頃って言われても分からないけど、そもそもは20歳そこそこで麻雀荘
のメンバーやっていた時に麻雀覚えたんだけど、当時は今のメンバーと違っ
て凄く打ち方に制約のあるのが普通だったのね。ガツガツ勝ちに行くんじゃ
なくて、お客さんに気に入られるような麻雀打って、そのお客さんの中で商
売やっている人とかいるでしょ、その人達にお店出してみないか?みたいな
風になるのが夢であり目標としてやっていた時代だったのね。だから当時は
手役がらみ以外の愚形リーチはした事なかったし、ソバテンはしないし、ひ
っかけはしないし、見たいな麻雀だったね。それが美しいとされていた時代
だったから。」

「そこは完先が主流だったし、今と違って赤が沢山あったりして、それをや
っても負けるようなことはなかったよ。完先から入ってるので当然デジタル
チックな麻雀のスタイルにはならないよね。あと、当時の店長さんが凄い優
しい人で、麻雀と言うよりも色々人との接し方などで影響を受けたんだけ
ど、よく言われたのが『本物のメンバーは下手なフリができるのがメンバー
だ』ていう教えだったのね。だから基本的に目立たずにっていうスタイルは
そこで身に着いたのかもしれないね。」

「要は勝つのが目的じゃないよと。目先の勝ちじゃなくて、将来気に入られ
て声を掛けられるように麻雀やりなさいよっていう教えだったね。だから、
今でも結果うんぬんよりもファンの人に喜んでもらえるような麻雀を打ちた
いなってのは、やっぱりそこから来ているのかもしれないね。」

出典

第154回:プロ雀士インタビュー 藤崎 智 インタビュアー:内川 幸太郎 - 日本プロ麻雀連盟 (ma-jan.or.jp)