「SMASH WEEKLY」 競技スマブラまとめ9/3–9/9
「SMASH WEEKLY」は大乱闘スマッシュブラザーズSP(以下スマブラSP)の競技シーンについて、fun2smashが直近1週間で起きたことをまとめ、毎週土or日に更新するプロジェクトです。
大会結果を多く含みますのでネタバレにはご注意ください。
この記事では9/3–9/9の出来事をまとめています。
SMASH WEEKLYのアーカイブを読みたい方・フォローしたい方は
↓の画像をクリックしてください。
📢今週(9/3–9/9)のニュース
🇯🇵200名規模「WAVE #2」が開催される。
優勝はしゅーとん選手。準優勝はKEN選手。
「WAVE #2」は9/4に開催された200名規模の大会です。
今大会は前回大会優勝者のりゅーおー選手(ディディー)やプロトバナム選手(ルキナ/ミェンミェン)・しゅーとん選手(ピクミン&オリマー/ホムラヒカリ)・KEN選手(セフィロス/ソニック)などの関東の強豪選手を中心にあしも選手(リュウ)やあとりえ選手(ウルフ)などの他地域からの遠征勢も多く参加しました。
今大会はサブイベントとしてアイテムあり・Bトーナメント・おまかせ・スマブラ for Wii Uなどといった4つのサブトーナメントも開催されるなど、イベント色の濃い大会となりました。
その中で優勝したのはしゅーとん選手でした!
しゅーとん選手は2022年以降96名以上参加大会に国外含め14大会出場し、その内TOP8を逃した回数は1回だけ(Double Down 2022)という、バツグンの安定感を誇っています。
しかしその中で優勝まであと一歩の準優勝回数が7回と多く、先週の「ULTIMATE WANTED 4」でも準優勝だったため、今大会の優勝は大きなものとなりました。
今大会しゅーとん選手は勝者側準決勝まで順調に勝ち進めていたものの、今年幾度となく対戦しているKEN選手に1-2で敗れ、敗者側に落とされました。
それでもしゅーとん選手は今大会3位のあしも選手に勝利するなど敗者側を駆け上がり、決勝まで勝ち進みました。
決勝を勝者側で待ち受けていたのは、やはりKEN選手でした。
決勝では、ヒカリの展開継続力とホムラの撃墜力を活かした戦いをするしゅーとん選手に対し、徹底的なリスク排除と復帰阻止で対抗するKEN選手の戦いは終始拮抗し、2-2のフルセットとなりました。
これは2022年以降、平日大会などを含めて、両者にとって15回目のフルセットでした。
最終戦に入りしゅーとん選手のホムラヒカリが復帰阻止をされないようになると、試合がしゅーとん選手優勢となり、最後はホムラの空中上攻撃で撃墜し、KEN選手を敗者側に落としました。
リセット後の最終決勝では、しゅーとん選手が勢いそのままに圧倒していきました。最後、セフィロスの復帰に対してホムラの横スマッシュを通したところで決着となり、しゅーとん選手が優勝を飾りました。
今大会はしゅーとん選手の優勝で終わりましたが、TOP3のしゅーとん選手・KEN選手・あしも選手は、最近の大会で安定して上位にいるため、再び大会で彼らのリベンジマッチを見れる日はそう遠くではないでしょう。
🇰🇷SWT GOLD大会「Uprising Korea 2022」が開催される。
優勝はkept選手!準優勝はがくと選手。
「Uprising Korea 2022」は9/3–4に韓国のソウルで開催された大会です。参加選手は77名と少ないものの、韓国では珍しい2DAY開催ということもありSWTでGOLDに指定されていました。
日本からはkept選手(むらびと/しずえ/ディディー)・がくと選手(ネス)の2名が参加しました。
その中で優勝したのはkept選手でした!
kept選手は10月頭に開催されるオーストリアの「VCA Vienna Challengers Arena 2022」に参加することも発表しており、弾みとなる優勝となりました。
kept選手とがくと選手はほぼ負けることなく順調に勝ち進み、決勝は日本人対決となりました。両者は勝者側決勝でもあたっており、その際はkept選手が3-1で勝利していました。
決勝は僅差の戦いとなりました。
kept選手のむらびとはNBのしまうでPKサンダーをしまって復帰阻止する巧みなテクニックなどにより先に2連勝しましたが、がくと選手もネスの火力の高さや撃墜力で対抗し、2-2のフルセットにまで持ち込みました。
そんなプレッシャーのかかる場面でも冷静さを保っていたkept選手は、決勝第5試合目の開始24秒で、がくと選手のネスから1度も攻撃をうけず1ストック目を撃墜することに成功しました。
そこからはkept選手の手堅い立ち回りが、がくと選手の必死の猛攻をさばき続け、最後は対空の上スマッシュを決めてkept選手が勝利し、優勝を飾りました。
今大会はGOLD大会としては参加人数も少なく、レベルも決して高いものではなかったかもしれません。
しかしJPRで日本人10選にはいったがくと選手を、勝者側決勝/決勝ともに勝利できる選手は世界でも限られており、何よりkept選手の技の置き方や職人的なテクニックは優勝に値する見事なパフォーマンスでした。
🇯🇵広島128名規模「第21回ヒロスマ」が開催される。
優勝はHIKARU選手。準優勝はあしも選手。
「第21回ヒロスマ」は9/3に広島で開催された128名規模の大会です。前回の第20回大会の65名から倍近くの参加者となりました。
今大会は前回優勝者のオムアツ選手(ミェンミェン等)をはじめ、HIKARU選手(ロイ等)・にえとの選手(ピチュー等)・あしも選手といった強豪選手が多く参加しました。
その中で優勝したのはHIKARU選手でした!
HIKARU選手は2週間前の「九龍 #2」でも優勝しており、短期間で九州・中国地方の最大手の大会で優勝を果たしたことになります。
今大会、決勝に残ったのは勝者側HIKARU選手と敗者側あしも選手となりました。様々なファイターを対戦相手に応じて使い分けてきるHIKARU選手ですが、試合前のあしも選手の「ドンキーコングを使ってほしい」という発言を受け、ドンキーコングの使用を決断しました。
ドンキーコングの展開継続力・リーチ・復帰阻止で戦うHIKARU選手に対し、リュウのコンボや空中後ろ攻撃のパワーで対抗するあしも選手ののガチンコの殴り合いは、1度展開をとったほうが勝利する形で2-2のフルセットとなりました。
そして第5試合目のラストストック、HIKARU選手のドンキーコングが蓄積104%・あしも選手のリュウが蓄積0%というHIKARU選手絶体絶命の窮地の中、あしも選手の1ミスからドンキーコングが一気にリュウをステージ外へと押し出し、最後はドンキーコングの空中後ろ攻撃の復帰阻止が決まり、見事優勝を収めました。
今大会勝者側において、にえとの選手がビッグパルメちゃん選手(サムス)に、あしも選手がひろき選手(アイク)に敗れるなど、シード選手がトーナメントの早い段階で敗れる波乱が多い大会でした。
その中でHIKARU選手はサブファイターのエンダーマンの安定感もあり、敗者側に落ちることはありませんでした。
そして重要な試合でメインファイターのロイやドンキーコングがパワーで押し切り、HIKARU選手のファイターピックが今大会の優勝の大きな要因となりました。
✒️「RayRoad Gaming」がれぽ選手とEim選手の加入を発表。
かめめ選手(ソラ等)と満足選手(トゥーンリンク)が所属しているプロゲーミングチーム「RayRoad Gaming(通称R2G)」に、れぽ選手(ロックマン)とEim選手(シーク)が加入することが発表されました。Eim選手は専業・れぽ選手は兼業のプロゲーマーとなることも発表されています。
またR2G主催の玲瓏杯の開催や、プロとファンの対戦会のぼくスマの復活も発表されており、れぽ選手とEim選手の活躍含めてR2Gの今後の活動に目が離せません。
💥今週の名撃墜
<第21回ヒロスマ>あしも選手(vs にえとの選手)
※ 該当シーンの再生時間から始まります。
⏳過去の名場面(9/3-9/9)
Temple : Hermès Edition(2021/9/4-9/5)
「Temple : Hermès Edition」はフランスのヴィルヌーヴ ダスクで開催された863名規模の大会です。会場はサッカースタジアムで開催され、TOP8の試合は芝上のグラウンド内で行なわれました。
日本人はてぃー選手・KEN選手・コメ選手が参加し、その中でてぃー選手が優勝しました!決勝では敗者側から勝ち進んだ母国のGlutonny選手と対戦し、アウェーの雰囲気を跳ね除け見事勝利し優勝を飾りました。
🌎日本人選手のSWTポイントランキング
(9月9日現在)
「Uprising Korea 2022」を優勝したkept選手がSWTを400ポイント獲得し、準優勝のがくと選手が日本人5位になりました。
私は普段スマブラ観戦にまつわることで、Twitterに画像を投稿したり、noteに記事を書いたりしております。自己紹介記事を投稿しているので興味がある方はこちらも是非ご覧ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?