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大観衆とテレビ中継

昨年7月に「夏に弱いレノファ?」という記事を書きました。2021年シーズンまでの月別の平均勝点を調べ、2021年までは夏に弱かったことを確認したのですが、結局2022年シーズンも変わらず勝てず、噂は現実のものとなりました。順位に影響するし、怪我に起因していることもあると考えて、今シーズン初めのチーム始動挨拶では「夏に強いレノファが見たい」とお話しさせていただきました。

レノファ山口FC 月別1試合あたり平均勝点 (2022シーズン終了版)

実は「夏に弱い」という声のほかに、「大観衆に弱い」とか、「テレビ中継に弱い」という話もちらほら聞きました。強いチームとやるから大観衆だったり、テレビ中継が入ったりする部分もあるとは思いますが、実際のところはどうなんでしょうか?

大観衆に弱い?

レノファはこれまで、5試合の1万人越えのホームゲームを経験しています。J2に上がった2016年のセレッソ大阪戦、横浜FC戦、ファジアーノ岡山戦と、調子がよかった2018年の横浜FC戦、2019年の長崎戦の5試合です。それぞれ、結果がどうだったかを振り返ってみましょう。あくまで過去の話です。

2016/8/11(木祝) セレッソ大阪戦 14,532人 0-2。8分に関口訓充選手、86分に山口蛍選手に決められ、完封負けを喫しています。

2016/10/30(日) 横浜FC戦 13,311人 0-2。22分と51分にイバ選手に決められ完封負け。85分に三浦カズ選手も出場したようです。

2016/2/28(日) ファジアーノ岡山戦 1-1。J2初年度の開幕戦は5分に島屋八徳選手が先制したものの、52分に7年後にレノファに入団することになる、若き矢島慎也選手に決められ、ドローとなりました。

2018/7/1(日) 横浜FC戦 0-3。1分に野村直輝選手、50分にレアンドロドミンゲス選手、62分にイバ選手に決められました。点差のおかげか72分から三浦カズ選手登場。日本全国カズさまさまですね。

2019/8/24(土) V・ファーレン長崎戦 0-4。13分と31分に呉屋大翔選手、69分に天敵の玉田圭司選手、75分に澤田崇選手に決められました。78分からは今シーズンのレノファ人気No.1吉岡雅和選手が出場しています。

ということで、1万人越えの5試合は、1分4敗のトータル1-12という結果でした。大観衆に弱いという風評は、言われても仕方ない状況ですね。ちなみに、昨シーズン2022年の入場者数ベスト3ではどうだったかも見ておきます。

2022/10/23(日) ジェフユナイテッド千葉戦 7,642人 1-3。シーズン最終戦。6/22(水) ヴィッセル神戸戦 6,640人 1-2。天皇杯3回戦。5/22(日) V・ファーレン長崎戦 4,613人 1-2。・・・3敗です。これ以下は見ないでおきます。

テレビ中継に弱い?

2022年でテレビ中継があった試合は以下のとおり。(相手側制作は除く)

  • 2/20(日) ロアッソ熊本戦 4,305人 1-1

  • 6/5(日) ザスパクサツ群馬戦 2,782人 2-1

  • 10/2(日) いわてグルージャ盛岡戦 3,859人 2-2

  • 10/23(日) ジェフユナイテッド千葉戦 7,642人 1-3

1勝2分1敗で、トータル6-7なので、決して弱くはないですね。今年はテレビ中継をもっと増やしてもらって、たくさん勝っていきましょう。そして新しい観客もたくさん迎えて、大観衆に強いレノファの新しい歴史が始まると信じています。

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