019 ときめくかき氷 □ イラスト通信
夏のひかりって、どうしてこう水を輝かせるのでしょう。
雨上がりの物干し竿に滴る雫、明るい時間に入るお風呂のお湯、グラスに注いだ水。
きらきらと光を反射するさまは、電気よりも控えめで宝石よりも地味だけれど、その一瞬しかない透きとおる美しさがあります。
汗をかきながら帰宅して、スーツも鞄も投げ出して飲む水は体をぐんぐん潤してくれます。
この季節は氷もよく使います。氷もきれい。お店で出てくる氷は一点の曇りもなく透明だけど、家で作った氷は半透明のような、わずかに筋が入っているような