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窓辺で本を

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これまで読んだ素敵な本たちをふむもく視点でご紹介します。
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2020年2月の記事一覧

105 私の本棚-1月編

たとえば、なにかに成功したとき、あるいは失敗したとき、こんな言葉が思い浮かびます。 「君は何を学んだ?」 大気が微かに揺れ、風が笑った。 -『風の歌を聴け』 村上 春樹著より あるいは、不意にひとの心が見えたとき、こんな言葉が聞こえます。 あんなふうに落ち着いて、白くて、誰もがじんとして泣きたくなるような明るくてきれいな場所があなたの中にあるのね。 ―『サンクチュアリ』 吉本 ばなな著より こういったときに、これまで読んできた本が私の血肉になっていると感じます。 言葉