079 時間について
つくづく思うのですが、どうも私が過ごす時間は、周囲のひとよりもゆったりと流れているようです。わるく言えばのろま、ということになるのだけれど、一日は二十四時間だし、一時間が六十分という時間の決まりは同じはずなのに、なんだか不思議なことです。
たとえば、会社で意見を求められたときに、ふむ…と考えていると「あ、いいよ」と言われてしまうことがあります。「あれれ、いいの?」と思っているうちに、その人はひらりとどこかへ行ってしまいます。しかし、一度考え始めたら答えを出さなければ気になっ