介護は突然やってくる
介護に対するイメージ
「介護」というと、どんなイメージが浮かぶでしょうか?
多くの人にとっては、
できれば一生関わらずにいたい
テレビとかでよく介護が大変って聞くけど、自分には関係ないな
もし必要になったら、その時に調べて対応すればいいや
他にもいろいろとやることがある中で、わざわざ介護のことを知る時間なんてないよ
という感じで、「もしかしたらいつか自分も介護と向き合わざるを得ない日がやってくるかもしれないけど、
まあ別に今のところ困ってないし、あんまり関わらずに生きていきたいな」
という存在なのではないでしょうか。
私もそうでした。
でも、介護というのは、ある日突然やってくるのです。
私と介護の出会い
私は妻と娘2人と一緒に暮らす40代のサラリーマンです。
多くの同世代の方がそうであるように、会社ではそれなりに責任のある仕事を任されるようになって忙しくなってくる時期であり、
家庭でも子供と一緒に遊んだり、家事をしたりと、バタバタとした日常を送っています。
両親は元々どちらも持病を持っていることもあり、将来的には自分も両親の介護をしなきゃいけないんだろうなあ
というぼんやりとした考えは持っていました。
でも、「まあそんなにすぐってことはないだろう。ゆくゆくは考えていかなきゃいけないだろうけど、
いますぐ何かしなくちゃいけないということはないだろう」と思っていました。
ところが、です。
ある日、久しぶりに実家に行ってみると、父が倒れていました。
寝ているのとは違うというのは、一目で分かりました。
これは明らかにやばいやつです。
さらに、その横では、母もげっそりとやせて、動けなくなっていました。
こちらも明らかにやばいやつです。
今から考えると、すぐに救急車を呼べばよかったのでしょうが、
こういう状況に慣れていない私は、どうしたらいいか分かりませんでした。
スマホでいろいろと調べて、どうやら救急車を呼んだ方がよさそうだと分かったので、救急車を呼びました。
そして父母とも救急搬送され、緊急入院することになったのです。
それが、私の「介護」の始まりでした。
介護はどうやって始まるのか
もちろん、老親を持つすべての人がこんな状況になるというわけではありません。
むしろこんなことにはならない方が大多数でしょう。
しかし、突然親の介護が始まるというのは、決してレアケースなどではありません。
私のように、突然親が病気で倒れて、介護が必要になるケース
健康だと思っていた親と会話が通じなくなり、介護が必要になるケース
親が事故などでけがをして動けなくなり、介護が必要になるケース
など、挙げればきりがありませんが、そのどれにも共通しているのが、
「介護は突然やってくる」ということなのです。
あらかじめこの日から介護が始まるというケースは、まずないと思います。
予期せぬ何かが起こり、考えもしていなかった介護が、自分の身に降りかかってくる
というケースがほとんどです。
私がこのnoteで伝えたいこと
私は、このnoteで自分の介護経験から身をもって学んだことを多くの人に伝え、
私と同じように突然介護が始まり、途方に暮れている方
長引く介護に疲れ、どうしたらいいか分からなくなっている方
介護と仕事の両立に悩み、介護離職を考えている方
に少しでも役立つ情報を発信していきたいと考えています。
介護は大変です。
でも、あらかじめ準備しておくことで、その大変さを何十分の一かに軽減することができます。
準備と言っても、そんなに時間を割いて準備する必要はありません。
介護とはどういうものか
介護が必要になったら、まず何をすればいいか
今のうちからできることはあるのか
ということを知り、少しだけ心の準備をしておくだけで十分です。
私が読んだ本に、
「介護とは、生きていてよかったと思える瞬間の創造である」
という言葉がありました。
至言だと思います。
繰り返しますが、介護は大変です。
思うようにいかないこと、苦労することは多々あります。
でも、やってみるとそこまで悪いことばかりではありません。
自分自身にとってプラスになることもありますし、
ここまで育ててくれた親への恩返しもできます。
介護の苦労を必要最低限に抑えながら、
介護を楽しみ、人生を楽しく生きていけるような
そんな情報を発信していきたいと思います。
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