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アプリケーションの寿命について

当記事は2017-10-19に投稿されたものを加筆修正し、再掲したものです。

昨日、iPhoneをiOS11にアップデートしました。
前々から、iOS11にしたら起動しなくなるアプリがあるとの話は知っていたのですが、実際に試してみると見事に起動しなくなるアプリが多く、びっくりしました。
無料のアプリならまぁ諦めもつくのですが、有料でしかもそこそこお値段のしたアプリまでも、いくつか起動しなくなる対象となっていたりで、少し面食らっています。

開発元がアップデートをしてリリースしてくれさえすれば、また使えるようになるとは思うのですが、「iOS11へのパージョンアップは予定しておりません」と言ったメッセージをAppStoreに掲載しているアプリもあったりで、そう簡単ではないようです。

アプリケーションが更新を維持できなくなった時を、アプリケーションの寿命と捉えるなら、それは開発元の意思に委ねられていることになりますね。
コード自体は、永久不変に変わらないものなのですが、そのコードを走らせる環境自体は、実世界を反映して日々劣化し、新しいものへと置き替えられて行くのです。アプリケーションは置き去りにならないよう、論理構造は変えずに、形を変えて環境や世界に追い縋る必要があるわけです。
これは読書とよく似ているかもしれません。本に書かれている内容は変わらないが、再読の度に新しい発見があるのは、あなた自身が成長しているからだ、というわけです。

アプリケーションが自分ではまだ進化できない時代ですので、仕方ないことだとは思います。今回のことを踏まえると、使えなくなる前に使い倒しておけ!が鉄則のようです。
積読ではないですが、ダウンロードだけして一度も起動していないようなアプリがある方は、早めに起動してみてあげてください。そのアプリケーションの寿命がまだあるうちに。

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