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懐かしのお茶の水駅

お茶の水駅には縁がある。

一つ目は小学生時代。
手塚治虫に入れ込んでいた私は、お茶の水駅から歩いて行ける古本屋街にしょっちゅうお宝探しに行っていたのだ。

それまで、井の頭線以外に一人で乗ったことがなかったのだが、明大前で京王線に乗り換え新宿に出る。さらに中央線に乗り換えお茶の水駅まで行くのは、30分くらいの道程とはいえ、小学生の私には大冒険だった。

当時ゲットした漫画は、今も私の宝もので、ドイツの家の本棚に並んでいる。

二つ目は、浪人生時代。
高校をサボり遊んでばかりいた私は、大学受験に失敗して駿台予備校にお世話になることになったのだ。
校舎は、お茶の水駅からお茶の水橋を渡り、明大キャンパスの脇を通り右に曲がったあたりにあった。

受験生の私は、高校時代と打って変わって真面目であった。
朝から予備校に行き、真面目に授業を受ける。
授業が終わったら、古本屋ではなく、三省堂書店に行き、本を買うか立ち読みした後、お茶の水駅前のパチンコ屋でちょっと弾いて帰宅、という毎日を判で押したように送った。

先日、息子と一緒に山の上ホテルに天ぷらを食べに行った。
ここも最寄駅はお茶の水駅ですね。

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