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かぐや姫時間で生きるもの


こどもの頃に住んでいた家の



数件先にラーメン屋さんがあり


犬を飼っていた。


その犬がかわいくて毎日くらい会いに行っていた。


そんなある日


犬のお腹が大きくなり



そのあと4匹のかわいい赤ちゃんが生まれた。



日々大きくなり


会いに行くと4匹がかわいい尻尾をふり


飛びついてくる。


遊んでいたら、ラーメン屋のおばちゃんが


飼ってくれる人を探していると言う。



父も飼っても良いと言うので


その4匹のなかの1番小さな白い仔犬を我が家で飼うことになった。


その時に、ラーメン屋さんのおばちゃんが


「人間と違って
犬や動物は
かぐや姫みたいに
1年であっとゆうまに大人なるんだよ。
大人になってからも人間にとっては1週間だけど
この犬には1ヶ月なんだから。」


と言った。


人間とは違う


かぐや姫時間とゆうのがあることを知る。



ブックが我が家に来たときの画像


今はインコを飼っている。


暑い暑いと過ごす夏も


人間だと数ヶ月だけど


彼らには1年くらいの長さで


1年後の誕生日には4.5年は経っているのだ。




かぐや姫時間の例えが


とても印象的だったので


なにかとかぐや姫と


飼っていた犬や猫や小鳥と重ねてみてしまうところがある。



本当のところ


その後のかぐや姫が



どんな歳の取り方をしたかどうかは分からないが


もし平和に何事もなくおじいさんとおばあさんと暮らせたら


かぐや姫は


10年もしたら60歳くらいになり


あっとゆうまにおじいさんとおばあさんの年齢に近付き


あっとゆうまに


追い越してしまったのかもしれない。



だけど 


おじいさんとおばあさんはかぐや姫が


どんな姿になろうとも


最期まで一緒にいてくれるんだろうなと思う。


なんて、どうでも良い話だけど。





















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