第9回スクプロ講座(1password編)

第9回スクプロ講座(1password編)

SmartHRのプログレッシブデザイングループでアクセシビリティテスターをしている柳瀬と言います。
今回は9月25日にプログレッシブデザイングループ所属で私の上司でもある辻勝利(つじかつとし)さんのもとで行われた第9回スクリーン・リーダープロフェッショナル養成講座(スクプロ講座)について報告していこうと思います。
辻さんは弊社のアクセシビリティスペシャリストであり、またNVDA日本語チームの代表でもあるスクリーン・リーダーの第一人者になります。
このスクプロ講座は私だけでなく色々な方にも有意義な情報になると思い、前回に引き続き会話形式で記事にしてみました。

※スクリーンリーダーはNVDAを使用しています。

目次

  • はじめに

  • 1passwordを使ってログインしてみよう(スクリーン・リーダーを切る使用方法)

  • 1passwordを使ってログインしてみよう(1Passwordページからの使用方法)

  • OktaのIDを1Passwordページに登録してみよう

  • まとめ

  • 最後に

はじめに

辻:今回は1Passwordの使い方ををお話していこうと思います。この前ちょっとだけ1Passwordが何者かっていうお話をしたんですけど改めて説明します。1Passwordは会社から支給されているプロダクトの一つで、自分でパスワードを覚えてなくても1passwordに自動生成させればそのパスワードを使ってパソコンとかiPhoneとかMacとかいろんな環境からログインすることができるようになります。これのメリットの一つはマスターパスワードだけ覚えておけばいいっていうメリットがあります。
あとは新しいパスワードを設定するときに何にしようとか考えなくていいというか、自動生成してくれるのでその辺は楽なんです。ですが、使うためにはちょっとだけ大変な設定があります。まずもう既に設定していただいてるのでお話だけすると、パソコンにまず1passwordのアプリをインストールします。この1passwordのアプリをインストールしたらログインするんですが、ログインするときにEMERGENCY KitっていうPDFファイルが、パスワードを作ったときにできましたよね。

柳瀬:はい、できました。

辻:そのファイルを使ってログインするっていう方法をとると、シークレットキーの部分を手入力しないでもいいっていうところがあります。マスターパスワードだけ入れてもらえば使えるようになります。
実際に使ってログインをしてもらおうと思ったんですが、今ちょうどですねChromiumいわゆるクロームですとか新しいEdgeのようなブラウザ、どっちもChromiumっていうエンジンを使ってるブラウザなんです。それを使って1passwordでユーザーIDを選んでログインしようとするとブラウザが落ちるっていう問題があります。
そこで多分yanaさんも引っかかってるんじゃないかなと思っております。その回避方法をお伝えします。

柳瀬:よろしくお願いします。

1passwordを使ってログインしてみよう(スクリーン・リーダーをOffにする使用方法)

辻:方法は二つあります。まずパソコンでAKASHIのサイトに行ってもらってもいいですか。

柳瀬:ちょうど今開いております。

辻:そのログインのところにですね、企業IDを入れてください。

柳瀬:はい、入れました。

辻:Tabを押してEメールor従業員情報ところに移動します。そこで下押すと1Passwordに登録してあるアドレスを選択できたと思います。そこでEnter押すと落ちるので、NBAを終了させてください。

柳瀬がまちがってエンターを押してAkashiを終了させると同時にMeetからも落ちてしまう。

柳瀬:戻りました。

辻:おかえりなさい。落ちちゃいましたね。エンターを押しちゃうと落ちるのでですね。もう1回お伝えしとくとログインする準備ができた状態でNVDAを落とすんです。

柳瀬:NVDAを落とすんですね。

辻:そう、NVDAを終了させちゃうんです。まずログインのところに行って、下矢印を押してEメールor従業員情報ところに移動します。そこで下押すと1Passwordに登録してあるアドレスを選択できたと思います。

柳瀬:はい、できてます。

辻:そこでEnter押す前にNVDAを終了させてください。

柳瀬:NVDAを終了させてと。まさかNVDAを終了させるとは思わなかったです。

辻:はい、それでエンターを押してください。

柳瀬:押しました。何が起きてるんだろう。

辻:それでもう1回NVDAを起動してみてください。パスワード入ってます?

柳瀬:入ってます。

辻:それでtabを使ってログインっていうとこまで行ってください。

柳瀬がtabでログインまで移動しようとするが見当たらない

柳瀬:見当たらないです。

辻:でしたらボタンだからBを押してみてください。

ログインボタン使用不能という

辻:そうか、企業IDが入ってないのかな。

柳瀬:確認してみます。入ってますね。

辻:入ってるね。ちょっと1回、F5でリロードしてもらってもいいですか?

柳瀬:わかりました。

もう一度ログインをやりなす

辻:どうやらスクリーン・リーダーが動いてるとうまくできないみたいなんですよ。

柳瀬:そうなんですか?

辻:そうなんです。だからNVDAを切ってもらうんです。

ログインの入力が完了する

柳瀬:今度はちゃんとログインボタンが使えますね。

辻:それをちょっとを押してみてください。

Akashiのページ内に入る

辻:入れましたね。よかった。

柳瀬:よかったです。

1passwordを使ってログインしてみよう(1Passwordページからの使用方法)

辻:もう一つ方法があります。今度は1passwordのアプリを開いてください。

1passwordのアプリを開く

辻:それでページ内でAkashiを探してほしいんですが、検索するところにAkashiと書いてもらってもいいですよ。

柳瀬:なるほど

Akashiが見つかる

辻:AKASHIのところで1回Enter押してもらってですね、それでAKASHIが選択された状態になると思うんです。tabを押していくと、アイテム詳細とかいろいろ出てくると思います。パスワードっていうところがあるんです。

パスワードを見つける

辻:パスワードが見つかったらtabで移動していくと「開いて入力」というところがあるので見つけたら開いてみてください。

柳瀬:エンターでいいですか?

辻:はい、大丈夫です。そうするとAkashiのページがパスワードが入力された状態で開くことができます。ただ事前にAkashiの企業IDも登録する必要があります。yanaさんは企業IDの設定ができてないので今回はできませんが、企業IDの登録方法をちょっと思い出せないのでまた調べておきますね。

柳瀬:ありがとうございます。よろしくお願いします。

辻:この3つが入るとあとはログインボタンを押すだけでできます。

柳瀬:「開いて入力」を押すとあとはAkashiのログインボタンを押せばページに移動できるってことですね?

辻:できます。

柳瀬:なるほど。それも便利ですね。

OktaのIDを登録してみよう

辻:次にOktaのIDを1Passwordに登録してみましょうか。OktaのIDとパスワードは覚えていますか?

柳瀬:はい、覚えています。

辻:OktaのリンクをCtrl+l読んでもらっていいですか。

Ctrl+lで読み上げる。

辻:そうしたら1Passwordに戻っていただいて「新規アイテム」というところがあるので押してみてください。その中にログインというところがあるので移動してみてください。

柳瀬:ありました。選択していいですか?

辻:いいですよ。選択するとタイトル名がログインになっているからOktaに変えておきましょう。

柳瀬:はい、できました。

辻:tabで次の場所に移動します。そうすると色々な保管庫が出てきます。その中からyanaさんの保管庫を探せそうですか?

柳瀬:見つけました。

辻:そこでエンターを押してください。そうするとパスワードの入力になりますのでいつものOktaのパスワードを入力してください。

柳瀬:入力しました。

辻:tabで移動していくと次にWebサイトのアドレスを書いていくのですが、Akashiの時にAkashiのアドレスを書いたじゃないですか。それと同じようにさっきのOktaログイン画面に行っていただいてアドレスをいれてみてください。https://smarthr.okta.com/までで大丈夫です。

柳瀬:わかりました。整えてコピーして貼り付けます。

Oktaのアドレス(https://smarthr.okta.com/)を入力する。

辻:これを保存しようと思います。ブラウザモードにしてもらって保存が下の方にあったと思うのでボタン(B)移動で探してみてください。

柳瀬:ありました。

辻:そしたら保存してください。保存出来たら1passwordの一覧のところにいると思うのでOktaを探してみてください。

柳瀬:これかな?ありました。

辻:そこで一回エンターを押してみてください。それがエンターを押すことで開くことができるんですね。さっきのパスワードの後にあった「開いて入力」を押してみてください。

柳瀬:わかりました。先ほどのところですね。

移動して「開いて入力」を開く

辻:そしたら入っているのかな?

柳瀬:入っていますね。今パスワードのところにいます。これでサインインを押せばいいんですかね。

辻:はい、そうです。

プッシュを送信ボタンという

辻:ちゃんといけましたね。chromeの自動入力が治るまではお手数ですがこのようにお願いします。

柳瀬:スクリーンリーダーを切ってログインするか1passwordのページからログインするかの2つの手段があるって感じなんですね。

辻:そうですね。どっちかでお願いします。

柳瀬:わかりました。

まとめ

今回は1passwordについての説明回になりました。毎回パスワードを入力するのも大変ですし、忘れてしまうこともあるのでこういった便利なものはどんどん使用していきたいですね。こうやって教えていただけることがとてもありがたいと思いました。特に今はスクリーンリーダーを使用して1passwordを使うとchromeが落ちてしまうので対処法がわかっているだけでもとても助かります。今後は1passwordを使ってパスワード管理をしていこうと思います。

最後に

次回の内容は未定ですが、次も色々な情報をお届けできると思いますので、ぜひ見に来てください。
辻さんもnoteで有益な情報を発信されているので、URLを貼っておきます!
Katsutoshi Tsuji


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