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自由な暮らしは損か得か

昨日は沖縄からカブに乗って友人がお店に来た。彼は元々中学校の時に知り合って今は沖縄を拠点にしていて長い休みをもらってはカブで旅をしている。今回で3回目の日本横断だったようだ。しかし今回のこの台風の被害を受け遊んでいられないと一度実家に戻りボランティアへ繰り出しまた来月に沖縄に戻ると言っていた。

人々は自由な生き方に憧れる。でもこうやって思うがままに行動に移せる人はほんの一握り。私もそうだが好きな事やってていいね。って言われるけど簡単なことではないしどちらかと言えば辛い。彼も同様のようで好きに自由に暮らしてて羨ましいとよく言われるようだが本人も辛いことはたくさんあるようだ。

本当に遊んで暮らせるような世の中にはならないわけでその中でどう自分でその時間を作りチャンスを掴みそれに没頭するかは自分次第で隣の芝生が青く見えるような話はもういらない。

実は私の背中を大きく押した人物はアメリカのポートランドの山奥にツリーハウスを建てて暮らすフォスター・ハンティントンという人物を知った事から始まる。

彼は元々ラルフローレンのコンセプトデザイナーや出版社ハーパーコリンズで働いていたいわゆるサラリーマン。そんな毎日に嫌気がさして全てを捨てて必要なものだけをVANに詰めて旅を始める。VAN LIFEの始まりである。

クラウドファンディングを利用し出版したHOME IS WHERE YOU PARK IT.これで私は彼の存在を知る。三年間のVAN LIFEを終え今ポートランドの山奥にツリーハウスを建て自給自足の暮らしをしている。そこには露天風呂やスケートパークも作りまさに自分の楽園を作ってしまった。

彼の生活への憧れや共鳴もあり結果的に彼を取り巻く環境はVAN LIFEを始めたことで180度変わった。まさに好きなことをやって生活をする基盤を自ら作り上げたのである。

そんな彼のことを知ったのは今の妻と結婚する何年か前だった。妻には30歳までには結婚したいと言われていたので私は安定した生活を手に入れるのかこのまま自分の目標を追い続けるのか迷った時期もあった。そんな時に彼の存在を知り、私は彼になれるわけではないが自分の気持ちに素直に好きなことをするって素晴らしい事だな。こんな人が世界にはいるんだと大きな衝撃を受けて今の道に迷わず進む決心をし突き進んできた。

子供の頃にツリーハウスを作る事を夢に思うことがあった。今でもその気持ちは変わらない。今すぐにでもとやるつもりはないけどずっと心の奥底にしまっている憧れである。その気持ちがこの先楽しく生きる為の一つの原動力にもなる。

安定を優先し好きな事を趣味でやる事の方が幸せかもしれないし好きな事に一直線に生きて自由に暮らせるのであればそれも幸せだし自分の人生の豊かさの指標は人それぞれである。自分が死ぬ直前にいい人生だったと思えるかどうかが1分後の行動を決める。

フォスターハンティントンについて簡単にまとめられていたサイト

フォスターハンティントンのinstagram

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