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どう取り繕おうがガチャはギャンブルです

はじめに
大事なことなので最初に言っておきますが、
この記事はソシャゲのガチャ文化やギャンブルを批判、否定する記事ではありません。
あくまで、ソシャゲのガチャに関して正しい認識をもって自己責任の下、楽しみましょうねというお話。

ソシャゲのガチャはパチンコやパチスロと同じ

皆さんはどういった時にお金を払ってガチャを回すでしょうか。
推しのキャラがラインナップに並んだ時や、イベント特攻がピックアップされてる時などでしょうか。
多くはそういった欲しいものがあるときにガチャを回すと思います。
そして狙った物が出たとき、人は当たったと感じるはずです。
当たりが欲しくて、お金を消費し遊戯しているという点で、やってることはパチンコやパチスロと変わりません。
行為としてみれば、回している物がガチャかリールかの違いだけです。

ガチャに関して正しい認識を持ってほしい

パチンコやパチスロは、一般的に”ギャンブル”と認識されていると思います。
しかしガチャに関しては、マネタイズの主軸になっているにもかかわらず、ソーシャルゲームの一要素として組み込まれていることもあり、ギャンブル感が薄いように感じられます。
著名な声優の方やVtuberの方が、(冗談だとは思いますが)
「コンシューマゲームと同じ値段くらいの初期投資はするべき」
「キャラへのお布施、投資」
などと言っていたりしますが、そういった発言には感化されないよう気を付けていただければと思います。
まず、ビジネスモデルが違うものに対し、基本無料のソシャゲとは言えゲームなのだからコンシューマゲームと同じくらいガチャでお金を使っていいという感覚がまずズレています。
また、キャラへのお布施としてかなり遠回りに繋がっていとは言えますが、やってることはギャンブルなので、もっと健全な方法はいくらでもあるでしょう。何より潤うのはキャラではなく運営会社ですし。

海外ではガチャを規制する動きが強い

海外ではガチャというよりいわゆるルートボックスが主流だったりしますが、運要素が強いコンテンツに対し、それがギャンブルに当たるとして規制や自国の賭博法の対象にする動きが活発です。
諸外国では、ガチャ=ギャンブル とオフィシャルに認識されつつあります。

ギャンブルは手を出したら最後、ハマるようにできている

心理学ではスキナーの箱実験やパブロフの犬といった条件付けに関する動物実験があるようです。
私は心理学の専門家ではないので詳しい内容までは分かり兼ねますが、大まかに言うと、(ネガポジ問わず)報酬と同時に刺激を与えると、いづれ刺激を与えるだけで報酬を期待するようになる、といったものです。
ギャンブルという行為(刺激)を経て、望んでいた当たりを引いた際、ドーパミンが分泌され幸福感という報酬を得ます。
その結果、報酬を期待してギャンブルにのめり込んでいく。
これは、ガチャにも当てはまることなのです。

まとめ

冒頭でも述べたように、私はギャンブルやガチャそのものを否定するつもりはありません。
ただ、ここまで述べたようにソシャゲのガチャというのは、ギャンブルの特性を持ち合わせています。
なので、ガチャを回す際は「自分は今からギャンブルを行うんだ」と認識したうえで、無理のない範囲で、適度に楽しむようにしましょう。

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