Symbolブロックチェーンのノード、黒字はどれくらい?
Symbolブロックチェーンは、ノード運営者に報酬が入ります。報酬額は、そのノードがホストしている委任者の保有XYM数(厳密にはインポータンスですが、インポータンスの計算で保有XYMが大きなウェイトを占めるので、大雑把にはインポータンス=保有XYMと考えて良いと思います。)で決まります。
ざっくりですが、委任者のXYM枚数が100万枚だと、だいたい1日1回ハーベスト(Symbolで報酬を分配する仕組みのことです)が貰えます。ハーベスト1回につき、現在(2023年4月10日)はノード運営者には約33XYMが入ります。1XYMは4.5円ぐらいですので、ハーベスト1回で150円ぐらいになります。
ノード運営に必要な費用はどれくらいか
VPSサーバーを借りてノード運営する、と考えてみます。そうすると、月1万ぐらいはかかると思われます。さくらVPSだと仮想8Coreメモリ16GBが12,100円(石狩リージョン)なので、こちらと比較してみます。
※もちろん、さくらVPSより安いところも高いところもありますが、ざっくりの計算なので、さくらVPSで計算してみます。
ハーベスト1回150円なので、月81回あれば、最低限サーバー費用が稼げる、という状態ですね。1日あたりだと2.7回ですね。なので1日3回ハーベスト出来ればサーバー代以上にはなります。そのためには、XYMが300万ぐらい必要ですね。(100万で1日1回なので、ざっくり300万で1日3回)
委任300万あるノードは
Symbol Node Listを見ると、委任が300万あるのーどは約220ノードです。(このリストに載っていないノードもあるかもしれません)
ざっくりですが、220ノードは、現時点で黒字と考えて良さそうに思います。
Symbolノード数の必要数は足りているのか
220ノードという数値が、Symbolの安定運用に必要なノード数よりも多いかどうか?が重要ですね。もし必要ノード数より多くのノードが黒字なら、Symbolブロックチェーンの維持には支障が無い、と考えられます。
ちなみにSymbolテストネットは、ノードは数十基で動いています。実運用されているネットワークの方が負荷は高いと思われますが、220ノードというのは安定運用に必要な数よりは多そうに思います。
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