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村づくり型不動産経営術3 【コンセプトづくり編②ビジョンメイキング】

 本日は、いよいよ『村づくり型不動産経営術』の第3弾の記事を書いていきたいと思います。前回の記事から1ヶ月以上になります。第1回の記事では週に1回は『村づくり型不動産経営術』を配信していこうと思っていましたが、他のテーマの配信などもしていることから、月1回ほどで細く長く『村づくり型不動産経営術』を配信していこう思います。
また、こちらのシリーズの記事はメンバーシップ限定の配信としようと思います。ですので、気になる方は、月額1500円のメンバーシップにご加入ください。

第1弾では、どのエリアに不動産開発及び地域開発をしていくのが良いか?!そのポイントについて記事にしました。

 そして、前回の第2弾では、コンセプトづくり編の前編として、地域の課題や資源をきちんと分析し「目的の設置」について解説しました。
 今回の第3弾は、「目的設定」の後の実際の具体的なコンセプトをどのようにつくっていくか、まさに具体のビジョンメイキングになります。きちんと課題と資源分析をすると、しっかりとしたビジョンメイキングができます!

 不動産経営をする時に意識する10個のポイントを前回も掲載しましたが、今回は第2弾ということで「そこで創り出す暮らしのコンセプト作り」について掲載していきます。
1.エリア選定
2.そこで創り出す暮らしのコンセプトづくり ←今回はココ!
3.入居者探し
4.間取り
5.caprate/実質利回り
6.キャッシュフロー
7.資金調達
8.想定売却益
9.チームビルディングと役割分担
10.クオリティコントロール



目的設定についての確認

 前回の復習にはなりますが、僕が自分の開発を仕掛ける地域に設定した、目的設定が以下です。
 岩沼市館下で仕掛けた事業
 ・複合古民家実験住宅@TateshitaCommon
 
・apartmentBEAVER

目的設定
「一杯100円のコンビニのコーヒーではなく、一杯500円のローカルなコーヒースタンドのコーヒーが選ばれる地域」

 これが僕が考えた地域のビジョンです。
 ロードサイドにあるファミリーレストランではなく、地域のちょっとおしゃれな付加価値の高いレストランで、お金を落とすような人たちに住んでもらい、そのような人たちが集まってくれば、地域の付加価値の高いコンテンツがさらに増えていくでしょう。そのような循環は新たな質の高い住民を増やし、地域の発展とつながっていきます。
 特にクリエイティブクラス・クリエイティブワーカーの人たちが住み始めると地域のお金の流れや質が大きく変わるでしょう。
「一杯100円のコンビニのコーヒーではなく、一杯500円のローカルなコーヒースタンドのコーヒーが選ばれる」でしょう。

 そのため、僕たちは自分たちの会社が元々、設計事務所であるという特性も生かして、楽しい暮らし・住宅をつくることから始めました。
 そうすることで、クリエイティブクラス・クリエイティブワーカーの人たちが誘致し住み始めてもらうことで、さらに地域の付加価値の高いコンテンツが増え、その結果、持続して発展し続けると考えました。

https://note.com/fumito_horaguchi/n/n1e6550822d6d#6bc5f83f-2e67-4f87-a7e8-0ac575f0a213

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