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藤井空生誕記念コンサートin里庄〜盛りだくさんすぎてまとめきれないレポ〜妄想編

※私の勝手な妄想です。大きな心で流し読みしてください。



 私は安堵した。もちろん、コンサートが大盛況のうちに無事終わったことに。でも、それだけではない。開演前のサプライズ、登場のサプライズ、公演中のサプライズは予想通りの盛り上がりとなったが、それ以上に演奏や演出を楽しんでくれていたのが嬉しかった。ボールも前に飛んだ。

 里庄町役場の方々、里庄中学校のボランティアのみなさん、中学の同級生のみんなも町をあげてのイベントを楽しみながら盛り上げてくれた。佐藤ミッチェル通芳さんも前座や前説を快く引き受けてくれた。最後にはハッピーバースデーの演奏まで披露し、観客を大いに沸かしてくれた。中学時代吹奏楽部の一員として同じ舞台に立ち、投げたボールが真横に飛んで最前列の同級生にキャッチされたことも今となっては楽しい思い出だ。まさか同じ場所をソロコンサートで満員にして、7つも投げられるなんて。観客のみなさん、里ちゃん、同級生のみんな、両親をはじめ、ここにいない人たちにまで盛大に祝ってもらった。幸せ者だ。


 終わってからの握手会も長蛇の列。ここでもたくさん祝ってもらい幸せをかみしめた。コンサートに感動して新たにCDやグッズを買ってくれた人もいた。本当にありがたい。


 観客のみなさんも帰路につき、片付けも終わった。それでもまだ気持ちが高揚していて、終わった実感が無い。


 SNSをチェックしてみる。私はようやく本当に安堵した。一番のサプライズが成功したと確信した。そう、弟との共演。弟、弟のおかげで自分を知ってくれた人、育ててくれた両親、地域のみなさん、関わってくれたすべてのみなさまに感謝を込めたサプライズだった。渾身の「自作自演」2ndアルバム『SOLA no SOLO』が発表できたこと、さまざまな方との共演や多くのライブで実績を積んだこと、ネタにできるだけの充実したコンサートが行えたこと、これらがあったからできたことでもある。



 本当のサプライズはその弟のたっての願いを叶えるべく遂行した。兄の晴れ姿をこの目で見届けたい、みんなと一緒に兄の誕生日を故郷で祝いたいという弟の願いを。奇しくもあのサプライズ映像の再現となった。二人が同じステージに立つという願いも叶った。ただ、それは観客のだれにも気づかれずに終わることで成功するサプライズだった。



 舞台上の弟はというと、自分のコンサートより緊張していた。そのせいか手が震えていた。万が一、声や顔が出てしまったら兄のステージを台無しにしてしまう。18年前の共演を思い出しながら、兄への感謝の気持ちを胸にハッピーバースデーを口ずさむ。里庄音頭は踊りたかったが我慢した。迎えに来てくれたスタッフさんに手を引いてもらい、無事誰にも気づかれず退場できた。大汗をかいたのは暑さのせいだけではない。心地よい疲れと達成感に包まれ、幸せなひとときだった。


 
 すぐ次のステージを控えていた私は先に平塚へ帰った。二重跳びの練習もせねば。弟は実家の改修工事開始を見届けるまで滞在していたようだ。来月からはお互いツアーも始まる。これからもそれぞれの個性を生かしてそれぞれの道で精進したい。


 …もしも藤井空さんの生誕記念コンサートに13歳年下の実の弟が潜入していたらという妄想です。失礼いたしました。


※2023/6/16 追記 このnoteを投稿した数時間後にチーム空からInstagramストーリーズにお知らせが届く。内容は「SOLAnoSOLO」ツアーの完売(全ての会場ではありません。)その他だったんだけど、そこに里庄コンサートのステージ裏とおぼしき映像が。スタッフさんがパソコンを操作している様子。…この手、だれかの手に似てると思いませんか?…あ、また妄想が…


※2023/7/6 追記 空友さんにまたまた許可をいただき、動画を貼り付けさせていただきました。妄想しながらお楽しみください。ちなみに、本日藤井空さん、地元松山にて「SOLA no SOLO」ツアーセミファイナルです。貴重なエレクトーン演奏もあるのでとても楽しみです。


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