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レストランのウェイター

漫才ネタ「レストランのウェイター」(2020)

「賞レースが終わった後のネタ作りは楽しい」なんて言葉を先輩達からたまに聞いていました。
何も考えずにやりたいことだけをネタにできるから。

ただこの言葉を口にする先輩は決まって「成功している、うまくいっている」先輩です。
チャンピオンだったり、テレビでよく見る人だったり。
もう存在していることに価値があるので、やりたいことやってもウケるだろうし、そりゃ楽しいでしょう。って感じです。


賞レースが終わって、わかりやすい目標がなくなった時に「成功してない、うまくいってない」芸人はどうなるんだろう?
漠然とそう思っていました。

それがついに去年。2019年の Mー1グランプリがラストイヤーだった自分のことになります。

何というか自分のことを考えた時に「成功してはない」けど「失敗した」って感じでもないし
うまくいってるワケじゃないけど、うまくいってないってことでもない

すごく中途半端な感じです。そんな漫才師のネタ作りはどうなっていくのでしょうか。
賞レースが終わった今年に作り1回だけしかやってない台本を記したいと思います。

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