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好き嫌いのある人への憧れ


最近、「あのちゃんの電電電波」というテレ東の番組をTVerで観るようになった。

きっかけはYouTubeで、粗品とあのちゃんのゆるトークドライブを観てから。全然タイプが違いそうな2人の、絶妙に似ているところ。そこを共有したり、違うところを尊重しつつお笑いになっていたりする、ゆるい空気感が好き。

それからどうやってかは忘れたが、この番組にたどり着くのに時間はかからなかった。ゲストを招いてトークするあのちゃんの音楽番組。登場キャラクターの猫( ハッチポッチステーションみたいな出演スタイル)の中の人が粗品で、軽快にあくまで自然に毒づく2人のトークと、あのちゃんを粗品に任せて自由にさせようというスタジオの空気感。あのちゃんがあのちゃんらしくいるし、粗品も、粗品らしくそこにいる。そしてゲストのアーティストも対あのちゃんとなった時に意外な一面を見せてくれる。もともと、あのちゃんも粗品も、それぞれつい観て追っかけてしまうという2人だったのもあり、まんまとハマった。

2人とも好き嫌いがめちゃはっきりしているし、それを隠さない。相手がだれであろうと、自分のフィールドを展開して自由に遊ぶ。もちろんTVショーの枠の中で制約はあるだろうけど、なかなかに暴れん坊な内容である。こんな暴れ方、私は絶対、ぜーったいにできないので、観ていてスカッとする。

呂布カルマの回と崎山蒼志くんの回がとてもよかった。全員ちょっとリラックスしているし、スタンスそのままで自由だ。

好きとか嫌いとかそういった話もバンバン言うんだけど、みんな言うから全然空気が悪くない。スタンスを尊重し合うってこういうことなのか…?私のイメージするアメリカの風土に近い。すごいぜ。

やっぱり私はその人がその人らしくいることがとても心地良く感じるんだなぁ。

サポートしてくれたら好きがこぼれおちます。