daily🌱どうかしている姉のおすすめ

🌱相対的とは。
姉におすすめ本を聞いたら、「１５０冊あるけど」と返ってきた。
しばらくしたら、本のAmazonリンクが次から次へと、送られてきた。
来るたびにカゴにいれる。またラインが鳴る。カゴにいれる。
いつまで続くんだと思ったら、１５冊を越えたところで止まった。
少し前に、同僚におすすめ本を聞かれた。
３冊挙げようと、２冊目を答えたところで、敏感に感じ取った。
「もういらない」気配を……
２冊でとめたわたしは、きわめて良心的だったと悟った。
相対性について思いを致した。感謝。

🌱索漠を食べる。
挙げてもらった本を読んでいると、どうにもこう、ごちそうのお皿を目の前にちらちらさせながら、ヒモでうしろにひっぱっていくような風習がどの本にもある。
ううう、なんだろう、この手のひらからこぼれおちる索漠。
姉が「ストーリーがしっかりしたものをあげておいた」という。
姉よ。妹は、骨太なんかでもなんでもない、ゆるふわっとした綿菓子でいいのだよ。
食べたらすぐに消えてしまう、うすっぺらくても即効性のあるカフェインでいいのだ。
と、いいつつ、索漠を食らう。これはこれで前のめりになる。感謝。

🌱１００ページ
１年前からはじめて、秋に本腰をいれはじめた１００ページのノートを書き切った。
がんばった。毎日持ち歩き、地道に地道に書き続けた。
文章の中身はなんら魅惑的なものではなんでもないけど、めくると努力の必死さに切なくなる。がんばった。
あと６０ページ、あと４５ページと、ずっとカウントダウンしてきた。
ついに。書きおわったとなるとまたさびしい。感謝。