失敗の数だけセンスが磨かれる【雑記】

全く自慢できるはなしではないが、
割と早い段階からファッションが好きで人よりも多く買い物をしてきたほうだと思う。


中学生か、いや、小学生のころからお小遣いを溜めては買い物に行くのが好きだった。
もちろん失敗も多いし無駄遣いもたくさんした。


特に上京した大学時代から20代半ばぐらいまでは自分のアイデンティティにしっくり来るブランドを探し当てたくてジャンルを問わず結構いろんなブランドを試したりと彷徨ってきたと思う。


30代の今は、そんな失敗のおかげもあってか?等身大の自分にしっくりくる
スタイルを自然的に選べるようになってた気がするし、「社会的な自分のイメージ」と「自分が本当に好きだと思うイメージ」とがだんだんなだらかに融合してきたような感覚だ。


もちろん年齢によって似合うもの、必要なものは変わってきているが、コアな部分はトレンドや年齢に関わらず、「この感じが私は好き」というものは、一貫していると感じる。

それから、アパレルの店頭やウェブサイトをちらりとみるだけで、「あ、これは私すき」「これは、違う」というのが瞬時に直感的に判断つくようになったりとか。

これはファッションに限らないことだがいろいろな製品やブランドに触れていくと、「モノ」そのものの価値がクオリティやデザインだけでないことに気が付く。
それは、ブランドや商品がもっている考え方やマインド、哲学みたいなものだと思う。不思議と、自分の体に心地よいと感じるブランドの服は、体にも心地よくフィットすることが多いな、とも思う。

そしてその良さを感じ取ることができるようになるのも、人生経験を積んだからこそということもあると思う。

少しだけ話がそれてしまった。

街を歩いていて、「わあ、素敵な方だな」と感じるセンスのいい年上の大人の女性は、「生きてきた時間とその時間の濃さ」というオーラを身にまとっている感じがする。


今の私がどんなに努力して真似しても身につかないオーラ。


そして運よくその方々のはなしが聞けた時に、多くの方が「たくさん失敗してきたけどね」と口を揃えて言っている。


もちろん、そのうような人のセンスの良さというのは身にまとっているファッションや見た目だけでなく、ライフスタイルや生き方・考え方まで行き届いていることも多い。

私もいつかそんなオーラを身にまとえる大人の女性、になりたい。

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