fumina

ことばおたくの社会人 地毛の極み乙女(仮)

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最近の記事

ちいさな祈りを叶えた日

わたしより少しお姉さんな友人ふたりと おにぎり屋さんのおにぎりを食べ、 キルフェボンの桃タルトをホール買いして わたしの家でひたすらおしゃべりした日。 シンクにあるマグカップやフォークの数が多いとか ひとりだとあまり買わない大袋のお菓子があるとか いつもは重ねている座布団が1枚ずつ置かれているとか 自分の座ってる椅子がちょっと普段より左寄りになってるとか ふたりがそこにいた気配が確かにあって、 じんわり幸せですこし寂しい。 大人になると、これ以上は傷つくかも となんとなく

    • METROCKめも(語彙力なし、勢いあり)

      🌀フレデリック🌀 オープニングにぴったりすぎる、 はじまりましたーーーーーーありがとうございます!!!!!!!! オープニングにふさわしくないバンドがあるわけではなく、オープニングが殊に似合うバンドがいる。フレデリックは紛れもなく後者だった、異論は認めない(誰)。 🌱ことば採集① 「あと10分でここに居る人みんな好きになってくれるかなぁ〜?」 パチパチパチパチ🥰(我、賛同の拍手) 「なるよなあ〜〜〜、 そのために来てんだもんなあ〜〜〜〜〜!!?」 ドンシャント

      • 「語彙力ってどうしたら増える?」

        「語彙力ってどうしたら増える?やっぱ本?」 と聞かれることに、 「英語好きなんだ〜、やっぱお父さんが英語の先生だから?」 と聞かれるのと同じくらい違和感がある。 (父が高校英語教師ゆえ、よく言われてきた) そこに因果関係を見出すと、「そうなりたい人」の中に「そうでない人」が存在してしまうことを否定したいだけかもしれない。 けれど、まずは発したことばや心に浮かんだことばが今の自分の感覚や考えにしっくりくるか、 自分にしか分からないものをきちんと突き詰めることから始めるべきだと

        • 新宿御苑にて

          「春の匂いがするな〜」 「分かる」 「新学期学校行くときの匂い」 「東京で嗅ぐとは思わんかったな」 同郷の友人は、だいたい季節の匂いが分かる。 「なんの匂いなんやろうな、これ」 「…草?」 「春しかこの匂いせんよな、葉っぱも若いし草か」 この春からこの世に新入りした葉っぱたちは、みどりの彩度が高く質感も柔らかい。 光をパンッと照り返す硬さがまだなく、ふよふよと日光を享受している。 「けどなんか、たくあんぽい匂いするよな」 「分かる、たくあん」 そこも分かるんかい。

        ちいさな祈りを叶えた日

          女神の教え

          愛らしさは天性のものだと思っていたけれど そうとは限らないそうで 思考のインプットで後天的に身につけていけるものだという学びを得た。 物腰や声のトーン、雰囲気まで柔らかな女神のような女性のお話を聞いてとても励まされた夜。 「愛され上手」とは言うのに 「愛し上手」という言い方を聞かないのはなぜなのか、ずっと疑問に思っていて。 けれど、「女神」こと、わたしが尊敬する方の恋愛のお師匠様は 「溺愛されるというのは、男性を本当の意味で幸せにすること。」 と開口一番に言い切った。 溺愛

          女神の教え

          約束が健康をつくる

          週末のごはん、 期間限定の特別展、 地元への帰省、 行きたい、やりたいをかなえる旅行。 そんな、働く日のモチベーションになる休日のあれこれがあってこそ、労働は乗り越えられる。 だからこそ、羽を伸ばすのが気持ち良い。 平日に働き、休日にあそぶということは あたりまえに日々健康体であることが前提になっていることに気づく。 なんかこのままだと体調崩す気がするな…寝よ…とか、 そこまで元気でいなくちゃいけないな〜とか、 それに合わせてネイルや髪を整えるか〜とか、 そういうことをつな

          約束が健康をつくる

          似て非なるもの

          微力でも、 非力じゃないし すべての出会いに価値があるとは言えなくても、すべての出会いに意味はあるし 勉強ができることと、 頭が良いことは違うし 友人と 知人は違うし ドーナツじゃなくて、 ミスドが食べたいし ファストフードじゃなくて、 マックが食べたいし え 何の話だっけ。

          似て非なるもの

          あまのじゃく

          これは新たにわたしのバイブルになるかもしれない… と思うくらいに良かった本を読了。 この本を布教したい!と思う同時に、ちょっと秘めておきたくもなる。 理由は明確で、わたしが納得のいくことばで良さを言えないまま「本当に良い」とだけで推して わたし以上にしっくりくることばで良さを解かれてしまったら、嫉妬してしまうからだ。 それはもう、心の底から。 わたしが先に見つけたのに…!!!という悔しさでのたうつ心情がありありと浮かぶ。 けれど、そもそも本を読んで誰かに薦めたいという感覚

          あまのじゃく

          書き続けること

          2月29日からnoteを毎日投稿し始めて、 今、1ヶ月経たないくらい。 案外、書けないことに気づく。 面倒…とすら思っている自分がいるのも、自分のことながらショック。 ここまで続けてきているから止めるわけには…とnoteを開くけれど、働いた後ですから。 ドラマが見たい、スマホも見たい、本も読みたい。 書き起こしてみると、外部から受け取ってばかりで何も生み出していないことに気づかされる。 やはり少しづつでも書いた方が良さそうだ。 うん。 小学校3~4年生の頃、3日に1回作文を

          書き続けること

          色褪せる

          愛用しているネイルブランドの、愛用しているグレージュっぽいカラーがどろっとしてきたので 前に買っておいた新しいものを開けて塗った。 あれ、こんなまろやかなペールパープルを感じる色だったかしら、 もっと、わずかな黒にたっぷりの白を混ぜたよつな、ニュートラルなグレーじゃなかったかしら。 知らないうちに色が少しずつ変わっていたらしい。 どちらの色も良いけれど、開けたての方がやっぱり色にくすみがなくて素敵に見えてしまった。 たかがネイルワンカラーだけれど、 わたし自身もそうならな

          色褪せる

          祖父母のうた

          ドライヤーで髪を乾かしているとき。 マンションを出てすぐの橋をぽてぽて歩いているとき。 何も考えていないとき、不意にふるい記憶がふわっと頭をよぎることがある。 景色を明確に覚えているというより、 声とか温度を、からだが覚えている感じ。 今なら徒歩10分かからないくらいのスーパーがずっと遠くに感じられていた、本当に幼い頃のおじいちゃんとの記憶。 行きはてくてく並んで歩いていって 買い物についてまわって (あるいはお菓子コーナーで欲しいお菓子を選んで) 最後ちゃんとお菓子を買っ

          祖父母のうた

          春になったら

          ドラマ「春になったら」が来週25日に最終回を迎える。 とても素敵なドラマだったので少し寂しいきもち。 春になったら結婚する娘と、 春になったら寿命を迎える父の物語。 次回予告でこんな結婚式のエンディングってあるだろうかと思うくらい、愛に溢れている予感がしている。 家族、友人、恋人、全部への愛が込められたラブストーリーだから 瞳ちゃんとかずまるくんがやっと結婚できる!ということにとどまらない、もっともっとひろくておおきくて、父と娘のこれまでもこれからも全部を肯定するような、

          春になったら

          「時代」

          「高校時代」「大学時代」「学生時代」と 過去の一定期間を言い表すときに「時代」という単語がくっついてくることがあり、それを自分が使うことに抵抗がある。 他の人が使っているのを咎める気はまったくなく、ただ個人的に違和感があるというだけなのだけれど。 単純に考えて、大学生という学ぶための生活から社会人という働いて自分を養う生活になったから明らかに人生のステージは変わっているのだけれど、わたしがわたしであることは変わっていない。 だから、まだ現在進行形である人生において 「時代」

          「時代」

          銀だこを待つ人

          帰り道、銀だこを待つ人の影が黄色の明かりで照らされていてなんだか良かった。 境界線でもあるかのように、一定の距離に踏み入れた瞬間ふわっと、でもしっかりとたこ焼きソースの匂いがする。 そりゃあつられちゃうよなあ、 そして待てるよなあ、 ずっといい匂いがしてるんだから。 今日のわたしには消費しなければならない豚肉があるから買わないけれど、毎度とてもそそられる。 週末の夜ごはん時、そこにいる全員がたこ焼きを食べたいと思って待っている。 平和な景色だった。 一緒に信号待ちをして

          銀だこを待つ人

          ききまつがい

          ドラマ「Eye Love You」を観ていて流れてくる主題歌、Omoinotakeの「幾億光年」。 セリフと被っていることもあるのでメロディは覚えていても歌詞を全部正確に知らず、 ある日サビ終わりの歌詞が 「過去形にならない花火」と聞こえてきて 素敵過ぎやん…と感動したことがある。 空に大きく開いて夜に溶けていく、その一瞬の華が過去形にならない。 思い出にならないほど鮮明に覚えている。 そこにはきっと理由があるはずで、それがもし、一緒に見た人のおかげだとしたら。 そんなの、一

          ききまつがい

          下書き

          Twitter(現X)の下書きをたまに見ると、 そんなことも書いてたな…と思い返したり 何のことだ…?と思い当たる節を探したり ごっちゃごちゃととりあえず突っ込んでおいた箱を開けるみたいでおもしろい。 (ものは断捨離して片付けなさい) ドラマを見て「いいな」と思ったセリフが文字オーバーだったとか 物語の種になるかもと思ったひらめきとか いつかどこかに投稿するのか、がりがりノートに書いておくのかは分からないけれど 濾して残った自分の凝縮みたいな感じがしておもしろい。 funn