2日引きこもってたら、赤ちゃんの気持ちがわかる気がした
2日ぶりに外に出た。電車に乗っていたら、気になる気になる。
初老の男性の、貧乏ゆすり。
おばさま方の大きな声でのおしゃべり。
どこからかはわからないけど、鼻にひっついて離れない、ベリーのような強い匂い。
これがシャバの空気ってやつっすか。急に情報過多。つら〜い!
なので、そっと目を瞑った。しんどい。シャットダウン。
目を瞑ったまま、ぼーっと考えていた。
あー、生まれたての赤ちゃんって、きっとこんな気持ちなんじゃないかなあ。
赤ちゃんは、お腹の中から外に出てきた瞬間から、音や匂い、光、空気、突然たくさんの情報にばーーーっと囲まれる。世界が一変する。
「うわっなんだこれは!?」
「なんだか変な世界に来てしまったぞ……?」
「よくわからんぞここ、目もぼんやりしか見えないし」
「なんか変な感じだから、泣いとこ」
今日のわたしはまさにこんな感じで(もちろん目は見えてるし泣いてはないが)、「転生したら赤ちゃんだった件」みたいなラノベが1冊書けそうなくらい、世界に慣れない気がする1日でした。
2日出ないだけでこうなるなら、1週間引きこもったらもっと世界に適応できなくなるな。そういや、高校生の頃、おまえさん適応できなくなったよね??
そういえば忘れてたけど、引きこもり経験者だった。半年だけだけど。
当時は、外に出るようになったらタイムスリップしたようなふわふわした感覚で、外の世界に慣れなくてしばらく苦笑いばかりしていたな。
引きこもると赤ちゃんの気持ちがよくわかる……?そういうこと?
ちなみに、電車で泣いてる赤ちゃんを見ると、「そうだよねえ、まだこのよくわからん世界にきて数ヶ月だもんねえ」と心の中で声をかけてしまいます。
共感しすぎているからでしょうか、泣き声は気にならないんだよね、不思議。
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