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近所のカフェバーにて

友達作りがしたい気持ちが暴走した結果、常連になれる店探しをしている。

昨日、仕事が早めに終わったので、近所のカフェバーに行ってみることにした。

友達作りの旅noteはこちらから↓

居心地◎、友達作りは……?


今回訪れたカフェバーは、以前、昼間に訪れたことがあった。とはいえ、前回は2年ほど前だと思うので、ほぼ初対面と言ってよいかと思う。

ここを狙った理由は、マスターがすごく良い感じの方だったこと、そしてカウンター席のみであること。

前回は、店の前をうろうろして勇気が出ず入れないという苦い結果に終わったが、今回は落ち着いたお店の外観からか、スッと入ることができた。

18時半ごろに入店すると、おじさまが2人ほど。私のあとから女性の方も入ってきた。1時間ほどでお客さんがポツポツ入れ替わる。

静かでぼんやりできる雰囲気。

常連っぽい人がマスターと話してはいるけども、全体的には落ち着いていて、みんな1人でふらっとお酒を楽しむために来ているらしい。

時折、マスターが話しかけてくれるのもいい。ほどよくほっといてくれる距離感もいい。


手持ち無沙汰にならないように、いしいしんじさんの「からっぽの光」をお供に持ってきた。

頼んだモヒートをちびちび飲みながら、ページを捲る。暑さでぼやぼやした身体にモヒートの清涼感が染み渡る。おいしい!

酔いが回ってしまったのか、小説の文字が追えなくなってきた。本を薄っぺらのトートバッグにしまい、ぼんやり店内を見渡す。

……待て!居心地の良さに本来の目的を忘れていた。
おいお前、友達作りは?

ピスタチオの美味しさを知る


200円ですごいたくさん出てきたピスタチオ。
これ普通なの?多くない?

しばらくすると、お客さんは、私と常連っぽいお姉さんの2人になった。

お姉さんが食べてる姿がなんだかいい感じで、私もピスタチオを頼んでみた。

記念すべき、人生初、ピスタチオオンリーオーダー。

お菓子ではよく選ぶピスタチオ。ピスタチオをそのまま食べるの、初めてかもしれない……。

剥いて食べて、剥いて食べて。


ちょうど数日前に、友人Aからピスタチオの硬い殻の剥き方を教えてもらっていた。

Aは、最近ピスタチオにハマっているらしく、「ピスタチオの殻が硬いときあるじゃん? 剥いたあとの殻を隙間に差し込んで、剥けばいいんだよ!」と力強く語っていた。

Aのピスタチオ情報が役立つときがきた。ありがとうA。


手慣れないながらも殻を剥き、口に放り込んだ。ほんのり塩気があって、でもネタっとしていない。ピーナッツやアーモンドと違ってキシキシしない。

ナッツならカシューナッツが一番好きだと思っていたけど、突如ぶっちぎりトップに躍り出たピスタチオ。うまいぞこれは!!

しかし、200円で出てきたピスタチオの量がなかなか多い。これはピスタチオだけで永遠に酒が飲めるのでは。

酔いが回ってきた。そろそろ帰ろう。

でもピスタチオが減らない。ひたすらピスタチオを食べ続ける。おいしい。ほんの少し残っていたお酒も口に流し込む。頭がぼんやりする。でもおいしい。残すのは私の食方針に反するので、きっちり完食。

友達作り云々抜きにして、ここのお店の居心地が良すぎる。常連客になれそうな店候補①が見つかったぞ!

達成感MAX、ハッピーな気持ちで店を出た。この雰囲気で友達ができるかは怪しいけども。

目的に直行しすぎない


今のところ、なかなか友達作りまで辿り着けず。ただ、お店の新規開拓で終わりそうな雰囲気も漂っている。

でもへこたれてないのがなにげにすごい。たぶん、食べること自体が好きだからだ。

例えば、友達作りのイベントだったり、友達からの紹介だったら、仲良くなれなくてがっかりすると思う。

友達作りを目的としつつも"友達作りという目的に直行しすぎていない"。だから、友達作りができなくても、食べ物が美味しかったら損した気持ちにならない。

へこたれることもなく、また友達作りの旅に出られる。

「友達作りのために常連客を目指す」

回り道かと思いきや、意外と自分に合っているのかもしれない。

っていうのは、友達がちゃんとできてから言えよ。とみなさん思っているでしょう。食べ物を楽しみつつ、再び旅に出ようと思います。

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