心のクスリを飲んで起きたこと
私は今年2月にかなり深刻な精神状態に陥っていた。
毎日毎日泣き続け、常に何かを悲観し、仕事ではびっくりするような大きなミスをし、
あまりにもおかしかった。
やっとの思いで勇気を出して心療内科の予約を取り、それでも予約が取れたのが5月で、
それまで生きるのが大変だった。
5月までなんとか生き延びて言われたのは双極性障害。
そこで気持ちを調整する薬を出された。
飲んでからも憂鬱は消えず、今度は体がソワソワし出してどうしようもなくなった。
どうやら薬の副作用でソワソワしてしまうことはよくあるようだった。
しかし、仕事での会議中や商談中もこのソワソワ感がつらく、デスクワークさえまともにできない状態だった。
あまりにもおかしいと思って薬局でもらった副作用の欄を確認し、すぐに病院に連絡した。
ちょうど次の診察まであと数日だったので薬の量を減らして様子を見ることになった。
あの、椅子におしりを落ち着けていられない状態ってなんだろう。
調べてみるとアカシジアというらしい。
本当におかしかった。常に体のどこかをつねっていないとジッとしてられない。
足も常に動いている。
本当にあの時きつかった。心がきついのに身体的症状もきついとかつらかった。
その症状が出た後に違う薬に変えてもらった。
そしたら今度は、文字が書けない。
椅子には座れるんだけど、文字が書けなくなったことに気づく。
手が震えるというか、まともに字を書けないのだ。
業務上伝票を書くことが多いのでこの症状はまた私を大いに悩ませた。
次の診察時に伝えたら副作用止めも処方された。
そのおかげか今は椅子に座っていられるし、文字も書ける。
心の病気って偏見があるし、かくいう私も偏見を持っていた。
が、実際自分が“良くなろう”と思って受けている治療もこんなにつらいことがあるのかと驚いた。
本当はそんな薬に頼るのは良くないことなんだろうけど…
こういう薬に頼らず生きられる人達がとても羨ましい。
私も明るく毎日を過ごせるようになりたいものだ。
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