【9章 どの神が一番?!】
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答え・・・どの神が一番でもない
『バガヴァットギーター』(※以下、BG)は、ヴィシュヌの生まれ変わりのクリシュナが語っているという物語の設定です。
クリシュナが自然の摂理の象徴として、クリシュナの言葉から、
「私を信仰するものは、不安と恐れは消えていく・・・」という感じでクリシュナ中心に書かれていますが、
実際の意味は、自然の摂理の全ての象徴だから、どれが一番とか、どれが最も優れているとか
どこに心をむけたらダメダ、、、とかない。
過去に、
シヴァ派 対 ヴィシュヌ派
修業の仕方が違うので争ったりもした。
どれが一番でもなく、わかっている人には、この争いは無意味に映っていると。
心を向ける対象は、どこから入っても良い
大事なのは、”自然の摂理”との繋がりを見ることです。
◇どれに心を向けてもいい、どれにするか?
ガネーシャ、ハヌマーン、ヴィシュヌ、シヴァ、ラクシュミー
大日如来でも。もちろん、一番身近に感じる自分の先祖でもいい。もちろん、それぞれの地方にある小さな神様でも。
心から、ほっとできる存在、安心できる存在であればどれでもいい。
人にはそれぞれ趣味、嗜好があるので、それにあわせてOK。
ヒンドゥーという世界は、2,200のイーシュヴァラの象徴を用意してくれている。
◇なぜ?どんな対象でもいいのか? ※繰り返しになります
大事なのは、”自然の摂理”との繋がりを見ることです。
目には見えない大いなる自然の力の象徴。
形がある方が、人は”心が向けやすい”ので・・・。
文字だけ見て、話だけ聞いて、自然の摂理”イーシュヴァラ”に心を向けましょう・・・
大半は??となるはずです。
この世界に体をおきながら、世界全体をうまく回しているイーシュヴァラは、何か?
わからないし、それがどういうことか知らないけど、自分に大事なものをもたらしてくれる存在があると。
9章の23節では、どんな小さな神々も、それは地元の氏神様とか、仏様ご先祖さま、地域に伝わる小さな神様。どんな対象に心を向けてもいい。
それに信頼をもち、小さな神々を敬う人々も、目には見えない、大いなる力との繋がりをみているんですよ。
私たちの傍らで、常に過去から未来、今も、見守り、はぐぐみ続けている自然の力。
入り口はどこからでもご利益は変わらないということを言っています。 それが、ヒンドゥーの懐の深さ・・・・・・!!
信頼をもち、あなたが心をきちんと開いて敬い、
理解しようとして、
そこから恩恵をもたらしてもらおうと、祈りを捧げる存在がある人、
その人たちも、一見、特別な宗教と言われるものも、その対象を通して、大いなるものと繋がろうとしている。
自然の摂理”イーシュヴァラ”に心が向いているんだ。
でも時に、初めの話にもどりますが、
ヴィシュヌ!絶対!
私はガネーシャ、それ以外、認めないわ!!
そういった献身の仕方には、無知があると。
結局、どの宗教も、様々な形でのみこんで、インド大陸に広がり、文化として成熟している。
イエスを祈るのもいい!ブッタもいいね!とインドには様々な宗教があります。
どこから入ってもいい。自分の不安、恐れを楽にできるのならその対象とつながるのでOK!!
世界と自分に対する気づけるべースが培われているからそれでよいと。
ただ、それ以外は認めないとか、人々に言うとか、、、それは無知があります。
何を祈っても、その人々が気持ちを向ける対象は、大いなる摂理の側面だから、心を向け、自分の見えない力、見える力も含めて、常に傍らで支えて、片時も離れず見守ってくれている。
「自分と全く離れていない存在が、常に”自分と一体”であるということを理解している」ということなんだ。と言っていますね。
今日一日も皆様にとって素敵な一日になりますように。
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