【ヒモの(無免許)恋愛相談:4】「飽きっぽい悩み」を持ってる女の子(前)
せっかく、noteを再開したので、無免許恋愛相談も再開しようかなと思います。
「飽きっぽい」悩みを持っています。
この前も、瞬間的に「すごく好き!」と思った男性とお付き合いを初めたのですが、何か求められたりとか、束縛したい雰囲気を察知してしまったりすることで徐々にズレを感じ、「やっぱり好きじゃないかも……」と、別れを切り出してしまいました。
もちろん別れを切り出された方がショックなのは分かりますが、これまでの私のお付き合いは全部同じパターンで終わりを迎えることが多く、「私は恋愛ができないのでは?」と、私自身いつも悲しくなってしまうことも事実です。
友達に話してみても「モテてるんだからいいじゃん、贅沢な悩みだよ」と、あまり真剣に取り合ってくれないことがほとんどです。
私はどうすれば「飽き性」が治るでしょうか?また、ちゃんとしたお付き合いをするにはどうすればいいですか?
一見モテてる人の悩みって、贅沢な悩みとして「自慢」のようなニュアンスが含まれてしまうことも多いようですが、恋愛相談はとどのつまり人間関係の問題なので、モテている人はモテているなりに悩みはあるでしょうし、悩みに贅沢も貧相もないと思います。
その上で、どうすれば飽き性が治るのかは分かりません。と言うよりも、この場合飽き性かどうかは問題の本質でもないのではないようにも思います。
少し言い方は悪いですが……結論から言うと純粋に相手を減点方式で見ていることに問題があるのではないでしょうか。
ここに結論付けるまで、まず相談者様のお悩みから重要なポイントを切り取っていきましょう。
まず相談者様のズレを感じる。と、いう言い回し。当たり前のことをいうようですが、ズレを感じることに「やっぱ違う」となってしまうということは、ズレのない理想像を描いているいうことです。
同時に、これまで自ら別れる選択肢を自分から取り続けてきた、ということは(相手をたくさん比較できる立場にあればあるほど)もっとピッタリ相性が良い相手がいる。と、期待してもいそうです。(違ってたらごめんなさい。本当に。)
いえ、僕はたとえば相談者様のお友達のように「取っ替え引っ替え」のスタンスに説教をするつもりはありません。
どちらかと言えば「合わないなら次の人に行けばいい」と言う点では同じ考えを持っています。
さて、以上を前提に考えて欲しいことはふたつあります。
まず、当初の「好き!」という感情は、それが直感なモノであっても理論的に弾き出したモノであっても、長く続くことは少ない感情だと思っています。
(もっと言えば「好き」は喜怒哀楽と同列の感情としてくくっていいのか?好きとは心の反射のようなモノではないか?とさえ考えています。)
いや、叶わない恋にずっと苛まれていれば話は別かもしれません。「好き」が報われないなら、どんどん「好き」と言う気持ちを肯定する材料は増えていくことでしょう。
しかし、ご相談様の文面からは、「お付き合い」に重きを置かれている印象も受けます。もし、お付き合いを一旦のゴールとされているのなら尚更、「当初の好き」はアテにならないのではないでしょうか。
付き合う前と付き合ってからでは距離感がまるで違ってきます。
たとえば遠くからは発見出来なかったニキビひとつだって距離が近くなれば自ずと目に入ってくるように、距離が近くなければ近くなるほど、相手のイヤな点や受け入れることのできない点はクッキリ見えてくるものです。
それに、付き合うまでは相手だって「良い格好」をしてたかもしれません。
すると、お付き合いをする前の緊張感みたいなものはお互いに解れてきます。
「付き合ってるんだから当たり前だろ」といった具合にお互いが関係性にアグラをかいたり、自分の主張を通しやすくもなりますよね。
なので、まず相談者様は「好き!」から「やっぱ好きじゃないかも」はすべからくセットである。と、認識するところから始めてみてはいかがでしょうか。少し味気ないので補足すると、付き合う前の電撃のような「好き!」と付き合ってから育んでいく「好き!」の毛色は別モノと捉える、と言い換えることもできるでしょう。
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明日に続きます。
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