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『こんなヒモでも生きている』

noteを始めるにあたり、第1回めの投稿が、

・「何を書こうか迷いましたが今日からよろしく」
・「とりあえず、気ままに、徒然なるままに、日常気づいたことを……」

と書き出したくなる気持ちがとても強かったのですが、

後々見返した時、更新されるたびに「連続性が欠ける」ことに対して腑に落ちなくなるような気がしたので、ここnoteでは僕の本職(?)「ヒモ」について書くことにしました。

ここで言うヒモとは「ロープ」や「あやとり」のことではありません。
女の子の部屋に転がり込み、寄生的生活を送る「ヒモ」です。
そう、僕はヒモです。少なくともここ10年ヒモです。女の子を複数人経由しいろんな女の子の家に転がりに転がりこんできました。

これだけ書くと『モテる〜!困る〜!』と言った自慢に思われてしまいそうですが、それは早計というものです。

僕はイケメンでもなくモテませんし、バンドマンでもありません。
また、世間一般に蔓延するイメージ……むしりとったお金をギャンブルにつぎ込んだ挙句、女の子をダークネスな商売に落とす……なんて蛮行ができるほど肝は座っていませんし、『俺の音についてこれないのは世間の耳がついてこれないからだ』。と言って、全く弾かないベースを持ち歩くヒモでもありません。

……いえ、正直に言えばお金を貸してもらう事は頻繁にありますが、僕は

『絶対に会社勤めをしたくない 一心』
『絶対に家賃を払いたくない 一心』

から、家事にステータスを特化。
「女の子の家に転がり込む」術(すべ)ばかりが磨かれていき、気がついていたらヒモになっていたヒモ……ヒモとしての自覚の薄いタチの悪いヒモなのです。

こまめに女の子を駅まで迎えに行ったりもするので、可愛く言えば「大型犬のようなもの」と言えるかもしれませんね。
可愛く言わない場合はそういった類の「菌類」です。

何故、そんな黙ってればいい事をわざわざnoteに書くのでしょうか。

ヒモなんて公言すれば女性からは「サイテー」で一蹴、僕の今後のヒモ生活に支障をきたすやもしれません。男性から見ても気持ちのいいものではないでしょう。

我ながらこんな文章を書いている奴を好きになる自信は全くありません。
こんなことなら、やんごとなきパンケーキにでも特化したnoteにすればよかったと早くも後悔が始まっています。

しかし、社会的に見れば「クズ」とされる「ヒモ」。

見方によっては社会不適合者が身につけた「現代サバイバル術」に見えてこないこともないこともないのではないでしょうか。


noteのテーマを「ヒモ」に設定した理由はここにあります。

ヒモ生活を10年も送ると、さすがに身の振り方を考えなければならない時間も増えてきました。売れている芸人も歳下なのでYouTubeも目に悪いです。

そんな矢先、僕の生態を面白がった出版社より「ヒモ生活を漫画(エッセイ)にすればいいじゃん」とお声がかかったのです。

実は僕は特異な生活を送ってきたことから、週刊誌に数回掲載されたことがありまして……、

現実的な社会復帰はをするくらいなら……

何かまだ面白そうな方向に転がれるんじゃないのか?

と、身を切ることにしました。

つまりは、
・どうやってヒモになるのか
・飼ってくれる可能性を秘めた女の子とは
・ヒモの作る料理
・ヒモの不安
・宿主をどうやって変えながらサバイヴしてきたか、
などなど……

墓場まで持って行こうと思っていた泥臭いヒモテクニックをnoteに書き、漫画やエッセイのネタ帳として活用したく考えたのです。



いや、先ほど「そんな矢先」みたいにドラマチックを演出しましたが、正確に言えば4年ほど前から言われ続けてました。そんなスグに動ける奴がヒモになるわけないじゃないですか。

ありがたいことに「せめてネタを出せ」・「もう文章でもいい」と言われ続けて今、初めて何かに記録に踏み出そうとしている次第です。

『あぁこいつに比べれば自分はまだマシだ……』

といった感じでこれからお付き合い願えればと考えております。

さて、時間だけは有り余っているヒモなので拙い文章が長くなって参りました。ここまで読んでくださった方はありがとうございます。でも同時にまたあなたも暇なんだろうと思ってます。

けど心が広いのでとっても素敵ですよ。

もっと暇な人は「ヒモ」ってこの文章で何回言ったか数えてみてもいいんではないでしょうか。おわり。

飼い主の彼女からの一言

「漫画描くんだ」と言い続けて、はや何年。やっと動き出すみたいです。私も外で働いている間は謎なので、私としても興味津々です。画像は本人が写りが良いと自画自賛している写真みたいです



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