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クラファン10日目で目標達成!!!!!!!

おはようございます。日本の食糧基地・十勝で農業専門のガイド業をしております、いただきますカンパニーの井田芙美子です。

6月15日にクラファンを公開してから、10日目で目標の100万円に到達することができました!!!!!

ここまでにご支援下さった65名の皆さま、情報のシェア等応援して下さった皆様、教材開発に関わってくださった受入農場・学校の先生たち、プロジェクトを応援して下さった全ての人に…心から感謝致します。

ありがとうございました!!!!!

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少しづつご支援が重なり、あと1万円…という所で待ち構えていたのですがなかなか…というところで眠った途端の出来事でした。

なんとなく落ち着かなくて、遅く寝たのに4時に目覚めてしまい、ふと携帯を確認すると、嬉しいメールが届いていました(涙)

もう嬉しくて眠れないので、そのままnoteを綴っています。

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クラウドファンディングの本文はこちら↓↓↓

公開時の気持ちをまとめたnote↓↓↓

重なる部分もあるかもしれないですが、これまでの経緯や、やってみての感想をまとめてみます。

クラウドファンディングとの出逢い

クラウドファンディングという言葉を知ったのは2012年か2013年のことでした。新しい資金調達の方法があるのと勉強会に声をかけて頂き参加。でも、細々と事業を始めたころだったので、集めるほどの資金を必要としていなかったし、何だかピンとこないまま過ごしていました。

私がボーっとしている間に、勉強会を主催していた皆さんが、十勝を発信する映画を作るためにクラウドファンディングを始めました。映画の中で、農場ツアーの様子を撮影したいとお声かけ頂きました。結果的に、主演のウー・シンティさんがトウキビ畑を歩くシーンは、メインビジュアルとなりました。映画は飛行機の機内放送でも流されるなど、私たちが想像していなかったほど広く発信されることになりました。

そして彼らは、帯広駅前にゲストハウスを作るというプロジェクトを立ち上げ、あれよあれよと実現していきました。そして今、私はそのホテルに泊まってこのnoteを書いています。

でも私は、事業の立ち上げと子育て(当時3才と5才)と離婚(これは余計^^;)が重なって、生きるだけで精いっぱい。映画の重要なシーンで起用していただくなど関わらせて頂きながらも、お金を支援するという事が、恥ずかしながらできませんでした。

その後も周りの友人たちがクラウドファンディングに挑戦していきましたが、お祭りのような盛り上がりについて行けず、どこか遠巻きに見ている自分がいました。

なぜ今までクラウドファンディングをしなかったのか

クラファンが一般的になった今、今回が初めての挑戦だと言うと驚かれます。井田さんならやってそうだよね、と。

怖かったんです。信用を切り売りしているように感じて。たくさんの方に対して、借りを作ってしまうように感じて。

乗り気ではないのに付き合いで支援してくれる方がいたとすれば申し訳ないし、こちらも気まずいと思いました。支援してくれたから支援しなきゃ、と義務を感じるのも何だか嫌でした。

好奇心旺盛な方なので新しい事は大好きなのですが、どうもピンとこなかったんです。

今思えば、とにかく余裕がなかったからだなと思います。自分自身に、もう少しギブの精神があれば、感覚的に理解できたのかもしれません。

それからしばらくして、クラファンの考え方が少しづつ理解できるようになっていきました。でも今度は、だからこそ一歩踏み出せずにいました。

農場ピクニックは着地型体験観光商品として既に事業化できていたし、地元の子どもたち向けの食育事業は農業団体等から協賛をいただいて実施する仕組みができていたからです。クラウドファンディングを使うプロジェクトをやる必要性が私の中でありませんでした。経験談を聞けば聞くほど、大変な事だとわかったのも理由です。私じゃない、今じゃない、と思っていました。

それでもやってみようと思ったきっかけ

コロナになり、オンラインでのツアーを事業化し、それを学校に届けたいと思った時に、頭をよぎりました。でも学校での授業の実施は、今年に限らず今後も持続していきたいと考えました。継続して共に歩める協賛企業を探すことが先だと思いました。でもそれは上手くいきませんでした。いよいよ、クラファンの力を借りる時が来たかなと思いました。

でも”怖さ”は払しょくできていませんでした。

そんな時に出会ったのが浅野さんでした。銀匙プロジェクトの協力依頼だったはずなのに、こちらのオンライン教材の話をしたら、逆に応援を申し出てくれたのです。世の中に、こんな感覚の人がいるのかと驚きました。私たちは、浅野牧場を舞台にしたオンライン授業を作ることにになりました。

それでも、始めたら大変になってしまうことがわかっていて尻込みしていた私たちの元へ、ご縁あってCAMPFIREの方と面談する機会が訪れました。感じていた不安を一つ一つ説明して頂き、ある程度は納得し、それでも結局最後は、こんなにご縁が続くなら、失敗しても良い経験になるからという理由で、重い腰を上げたのでした。(迷った時は、ご縁を信じる事にしています)

プロジェクトオーナーに占める地方の方の割合が低いのだという話も、私の背中を押しました。もしかしたら私も、地方ならではの固定概念や要らぬ恐怖に支配されているだけなのかもしれない、と。

大抵の事は前のめりで進めていく私たちにしては、珍しいパターンでのスタートでした。

クラファンをやってみて想像と違ったこと。わかったこと。

(1)クラファンは借りを作ることではない。仲間を作ること。だから怖くない。

先輩たちに言われていた、クラファンは仲間づくりなんだという言葉。私には、やってみて初めて分かった感覚でした。自分が先頭を走るタイプだから、応援している人、応援したい人の気持ちがわからなかったのかもしれません。支援することで、そのプロジェクトを共に進める仲間になるのだという感覚。それ自体が価値なのだということ。だからこそ、大切にしなければならないのは、その仲間に対して誠実である、という事だということ。

(2)クラファンは起業の良い練習

プロジェクトを立て、文章や写真を入れてページを作り、リリースを出し、告知をし、支援者対応をし、そして結果が数字で表れる。

その全てのプロセスを、限られた期間で実行していきます。ものすごく体力を使うけれど、ビジネスの基本が凝縮して体験できる、素晴らしいプラットフォームだとも思いました。

まずはやってみる、という挑戦の練習の場として、これからは後輩たちにも勧めて行きたいです。

同時に、起業と同じくらいの気合とエネルギーが必要な事、とも思います。安易に始める事は、変わらず勧めません。周りの人たちより出遅れた感はありますが、今振り返っても、私にとっては最適なタイミングだったし、プロジェクトの趣旨も適切でした。だからこそ、これだけのご支援を頂くことが出来たのだと思っています。

(3)クラファン経験者の独特の連帯感がある

驚いたのは、クラファンの先輩たちが親身に相談に乗ってくれること。クラファンに挑戦します!とTwitterで呟いただけで、アドバイスしたいと連絡下さったときには、本当に驚きました。

友人にプロジェクトページを見て欲しいとお願いしたら、赤ペンがびっしりと書き込まれていて、何でそんなに心と時間を割いてくれるのだろうと不思議に思うほどでした。

普通の事業ではあり得ない、クラファンならではの空気なのだと感じています。全く知らなかった新しい世界が、私の目の前に拡がりました。

(4)クラファンで得られるのはお金だけではない事

お金と一緒に思いが乗ってくるんだ…どこかで聞いたことは会ったような気もします。私はその意味をわかっていませんでした。でも始めてみたら、本当にお金に乗って温かい心が一緒に届いてきました。しかもそれが、嵐のように。こんな体験、初めてでした。

プロジェクト自体に対してはもちろんですが、いただきますカンパニーという会社に対して、井田芙美子という人間に対して、全力で肯定してもらう、なんとも言えない温かい時間。

支援してくれたらすぐにお礼を言わなければならないのでは…
会った時にお礼を言い忘れたら何と思われるのだろう…(極度に記憶力がないのです…涙)

そんな心配は無用でした。お礼が言いたくて仕方ないし、有難すぎて支援して下さったことを忘れる事もありません。

応援して嬉しい人と、それにただただ感謝する私

美しい循環が成り立っているのでした。そんなことあるはずないと思っていたのに。

ギブ&テイクが基本の考え方だった私にとって、ギブすることが喜びという感覚を初めて体験させてもらった貴重な機会となりました。

達成のその後

しばらくは達成の余韻を感じつつ、これまで支援して下さった皆さんに対して、しっかりと感謝の気持ちをお伝えしていきたいと思っています。

でも、まだあと1か月あります。私たちの目標は、100万円を集める事ではありません。不自由な思いをしている全国の子どもたちと、北海道の農場を結ぶことです。

だから、一人でも多くの子どもたちに届けたいと思っています。

このまま小学校の実施クラスを増やすという方法もありますが、対象範囲を広げるという方法もあります。今の所、ご要望もあった、中学校や高校で実施できるプログラムを作成できたらと考えています。実際、北海道に来る予定だった修学旅行が、コロナによって行き先が変更になってしまった高校が多数あります。そんな若者たちに届けられたら嬉しいです。

これからのことは、改めて。


まずは目標まで伴走して下さった皆さん、ありがとうございました!!
やりました!!!
これから、学校の声掛け進めていきますからねー!!!!
求めてくれる人に届くように、引き続きがんばります^^

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