切手のお話#05 日本は遅れてる⁈額面のない海外の切手
こんにちは!
Postcrossing(ポストクロッシング)で、世界中のメンバーとポストカード交換を楽しんでいる文子(フミコ)です。
Postcrossing (ポストクロッシング)については、こちらの記事をぜひチェックしてみてくださいね。
先日、郵便料金の値上げが発表されました。
これまでも、少しずつ料金が値上げされてきましたが、今回は全料金が約3割増という大幅値上げで、少し戸惑いを感じつつ、海外と比べると、これでもまだ割安感があるので複雑な気持ちです。
ちなみに、国際郵便料金は、一足早く昨年秋に値上げになりました。
ポストカード料金が、70円→100円(航空郵便)、30円値上がりしました。
実はこの料金、値上げになったとはいえ、世界的に見ると最安値なのでは?と思うほど安いのです。
例えば、カナダから日本にポストカードを送る場合、料金は$2.71(約310円) 、フランス€1.96(約330円)、フィンランドからは、なんと€2.75(約460円)! ポストカードも封書も同じ料金ではありますが、日本の料金の約3倍!
Postcrossing で知り合った友人の中には、このような値上げが原因で、退会してしまった人もいるほどです。
フランスやフィンランドは、毎年のように郵便料金の見直しと値上げをしているんです。友人らは悲鳴をあげています!
このような郵便料金の見直しに混乱しないよう、多くの国で、額面のない切手を発行しています。
まずアメリカのFOREVER切手
額面は書いてありません。
FOREVER USA と書かれている切手は国内郵便用。FOREVER GLOBAL が国際郵便用。この切手を1枚貼れば、ポストカードや最低重量の手紙を送ることができます。
将来郵便料金が値上げとなっても、これらの切手は差額を足すことなく、いつでも使用できるのです。
カナダは、国のシンボル、カエデの葉の中にPと書かれたマークが切手に印刷されています。PはPermanent (アメリカのforever同様、永遠の、永久的な、という意味)です。
こちらも、将来郵便料金が値上げとなっても、差額を足す必要はありません。
フィンランドはマークが特徴です。
国のシルエットが国内郵便用、地球のマークが国際郵便用です。
やはり額面は記載されていません。
ウクライナやベラルーシ、チェコなどは、切手の額面をアルファベットで区別しています。
国内用、EU用、国際郵便用、速達用などと決まっているようです。
ポルトガルやノルウェーの切手は、重量20gと書いてある切手でポストカードが送られてきました。
これも値上げになっても使える切手ですね。
最新版のオランダの切手。
International と書いてある切手を1枚貼れば、ポストカードや手紙が国外に送れるようです。
各国、いろいろ工夫して切手の発行をしているのが分かります。
これからも手紙の文化は続いてほしいので、ユーザーに優しい郵便料金設定を各国にお願いしたいものです。
読んでいただきありがとうございました☺︎
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