今週の写真集~大西暢夫~
先日、長野県上田市で着物の撮影をさせて頂く機会がありました。その予習も兼ねて、今週は大西暢夫さんの「糸に染まる季節」「お蚕さんから糸と綿と」を読みました。
私が長野で学んだのは、着物の一番最初の姿は桑の葉だということ。良質な桑の葉を蚕が食べ、その蚕から繭ができて糸ができる。
今回の取材ではお蚕さんに会うことは叶いませんでしたが、大西さんの2冊で理解が深まりました。蚕が繭から出てくる前に命を止めなければ1本の糸が取れなくなってしまうこと、その取れた糸を季節の草木で染めるととても美しいこと。
着物とはなんだろう。着物の未来はどうなるのだろう。
日本の文化を受け継いでいくために、私には何ができるのだろう。
自問自答の日々です。
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