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今週の写真集~ロベール・ドアノー~

見返すたびに、「やっぱり好きだな」と思わせてくれる写真家がドアノーです。

チャーミングな笑顔と、若い頃は内気だったという人となり。雲の上の人なのに、なぜかとても身近に、親しみを感じてしまうのです。

人々の笑い声が聞こえてきそうな作品を見て、最初は“内気だった”ということが意外に感じられたのですが、ドアノーは「考えようによっては恥ずかしがりも悪いものではない。内気な性格のせいで人を撮るときは距離をおいた。結果として、被写体の周りにスペースが生まれ、これこそは私が撮りたいと思っていたものだったのだ」と語っています。その適度な距離感と、市井の人々を見つめる温かい眼差しこそが、彼の写真の魅力だったのです。

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