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なは防災キャンプ'20冬 参加レポ〜内容濃すぎてレポートが進まねぇ…、というわけでなは防災キャンプとはなんぞや?という概要編〜

こんにちは、防災初心者のFumikaです。このnoteは2020年1月11日〜12日に行われた「なは防災キャンプ'20冬」に参加して体験したこと、感じたことを忘れちゃいそうでもったいない!と思ったのでアーカイブ化してみたものです。わたしの頭の中を覗いてもらう感じで書いてます。

今回のプログラムは?

あんまり前置きが長いと読む気失せますよね…。というわけで早速ガシガシレポートしていきたいと思います!準備編でも書いたけど、今回のイベントはこちら。

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タイムスケジュール
▼昼の部
15:00〜15:30 防災キャンプほうこく会!
15:30〜17:00 分科会
17:00〜18:00 情報共有会議

▼ 夜の部①(1/11)
18:15 受付開始
18:30 宿泊者オリエンテーション
18:50 シェアキッチンの説明
19:00 シェアキッチン開始、寝床作り開始(チームに分かれます)
20:00 みんなで夕食・ゆんたく会
21:00 みんなの寝床見学会
21:45 就寝支度、就寝

 ▼夜の部②(もはや朝?1/12)
6:30 起床
6:40 ラジオ体操
7:20 みんなで朝食・振り返り会
9:00 寝床片付け・会場設営
9:30 受付開始
10:00 災害支援のプロによる講演会
12:00 終了

 ▼朝の部 ※夜の部参加者は朝の部参加までがセット
10:00〜12:00 災害支援のプロによる講演会

中身濃すぎません?

宿泊は絶対的に気づきが多いんですが、今回は昼の部と朝の部の内容がまーーー濃かった。現在進行形でどうまとめようか苦戦しています。なのでこの記事は初っ端の「防災キャンプほうこく会!」の内容を踏まえつつ、なは防災キャンプって何ぞや?という視点でまとめようと思います。

なは防災キャンプってなんぞや?

那覇市の若狭地区は海抜2メートルの地帯。公民館では防災の講座を行ってきたそうですが、ある時「あれ?同じ人しか来ていない」ということに気づいたそうです。これって、防災イベントだけに言えることではなくて、人集めに苦労している団体から似たような声をよく聞きます。

そんな状況だったはずが、今では多世代、多様な人が集まるイベントになっている防災キャンプ。いったい何が変わったのだろう?と不思議に思いますよね。どうやら大きな違いは多世代・多様な人が 楽しめる 防災の取り組みにシフトしたことのようです。今回もそうでしたが、シビアになりすぎず楽しい雰囲気があるということがとても印象的です。

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(こういったテントがひとつ立つだけで雰囲気がガラッと変わる気がする)

そんな防災キャンプ開催のねらいは次の4つ。

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 ○体験を通して実践的に取り組む
 ○知識や経験の共有と蓄積
 ○防災プラットフォーム構築!
 ○継続的な取り組みのモデル

どういうことか、ちょっとずつわたしなりに解説していきます。

1.体験を通して実践的に取り組むということ

那覇市若狭公民館では冬▶︎春▶︎夏▶︎秋▶︎冬(今回!)とシーズンごとに様々な模擬避難所を想定して開催しています。

▼2019年1月|冬、初開催!(トライアル)
興味関心を持ってくれそうな方、十数名に声をかけ、デイキャンプとして開催。この時にプログラムの形が見えてきた。

▼2019年3月|春、デイキャンプ
一般の参加者を募って開催!

▼2019年8月|夏、デイキャンプ&キャンプ(公民館泊)
防災の拠点で開催したい!ということで、市内にある津波避難ビルでの開催。その施設が宿泊はNGだった為、宿泊は公民館にて。

▼2019年11月|秋、キャンプ(公園泊)
実は防災キャンプ構想の時点から言い続けていた「新都心公園(防災拠点公園)でキャンプをしたい」という目標が実現。

▼2020年1月|冬、今回!

※主催者に確認いただき、一部修正しました(2020年1月29日、30日)

今回でちょうど季節を一巡したことになるのですが、ちょっと開催回数多いと思いません?でも実はそこがポイント。

シーズンごとに開催し、開催場所も変えることで、様々な季節や条件を経験することが出来ます。わたしが防災キャンプに関わり始めたのは前回の「秋」からですが、公園に泊まるのと公民館に泊まるのでは全然違った…。やっぱり「知識として知っている」ということと「実際にやってみた」ということは大きく違いますね。座学だけでは知り得ないことが本当にたくさんあります。

2.知識や経験の共有し、蓄積すること

そして回を重ねるごとに、その知識や経験って増えてきますよね。でも単に経験を重ねるだけでは広がっていかない…。だからきちんと共有できるよう、なは防災キャンプの活動内容は広報誌、Facebook、ブログ等、様々な媒体として情報が残されています。さらっと書いちゃったけど、共有できるカタチで残すということって、実は体力がいることな気がします。

コレめちゃくちゃすごいことだと思うんですけど、若狭公民館って全国公民館インターネット活用コンクールでは三連覇、第7回全国公民館報コンクール(2018年度)でも最優秀賞を取っている公民館なんですよ。

公民館のホームページはこちら。

こんなすごい公民館だからちゃんと情報を残せているんだ!ということではなくて、意識して情報を残すようにしているんだな、ということがひしひしと感じられるんです。わたしが若狭公民館に興味をもったきっかけは、実を言うとここの広報誌でした。

3.防災プラットフォームの構築!

防災キャンプのミーティングの際に、館長の潤さんからよく聞く言葉です。わたしは初めてこの防災キャンプのミーティングに顔を出した時にめちゃくちゃびっくりしました。こんなに多くの組織や関係者が関わっているのかと…!!!

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すごくないですか?三人寄れば文殊の知恵とは言いますが、それぞれのプロがこれだけ集まるといろんな意味ですごいことが起きそう…。いざという時に頼りになる人のネットワークができることが一番の目的だそうです。なんと最近では那覇市外への波及効果も出てきました。

4.継続的な取り組みのモデルであること

継続できることってすごく大事ですよね。ヒトだったりモノだったりカネだったり…。防災のための取り組みなので、継続して欲しいのはもちろんなのですが、マインドセットも大きいのかなと。

防災キャンプには共通ルールがあります。それが自己完結ということ(自己責任ではありません)。つい行政や自治会にリクエストしたくなることってあると思いますが…、自分たちが自分たちでできることをやる!そして自分一人でできないことを、お互いに共有して助け合う、という雰囲気が作られているんですよね。

…とここまで書くと、運営体制とかかなりバッチリなように見えますよね。でも実は運営グダグダなんですよね〜。どこかに怒られそうな気もしますが、「グダグダなのはわざとです!!」と言っていたのできっとそうなんだと思います。これは館長の人柄もあるよなぁ、とも思いますが、運営がグダグダだと、周りが動かざるを得ないんですよね。かと言って運営が手抜きでいいのか、というとそれとは何かが違う。手は抜いているのにちゃんと動く仕組みができているのがすごく不思議になります。これがきっと自己完結というマインドセットからきてるんだろうな〜と勝手ながら思いました。

ってなわけで概要編はここまで。他にも分科会とか情報共有会議とか公民館に泊まったりとかまだまだ書きたいことがあるんだよなぁ…。忘れないうちに残さなくては。

最後に。

わたしは地震が少ないと言われている沖縄県在住で防災初心者です。防災についていろいろ知りたいと思ったので、インプットしつつアウトプットしていくことにしています。Fumikaさんがnoteに書いてたから〜つって鵜呑みにしちゃだめだよ!これはイチ個人の体験記なので、その辺りをご理解いただいた上で生暖かい目で見ていただければ幸いです。大事なことはリサーチするよう心掛けていますが、何かおかしなことを口走っていたら訂正します。ちゃんとした情報を発信したいので、ソース付きでご指摘いただけると喜びます(コロッケはそのまま食べちゃう派だけどね)。

一番いいのは、自分自身で体験するコトだと思う。だから、わたしのレポートを読んで興味を持ってくれたり、行動のきっかけになっていたらすごくうれしいな。

そもそもなぜわたしが防災に興味を持ったかはこちら。

最後までおつきあいいただきありがとうございました。続きもお楽しみに!

更新情報

▼2020.1.29
過去の開催情報について修正

▼2020.1.30
過去の開催情報について修正

#防災キャンプ #参加レポ #LetsBOSAI #fumikani #イベントレポ

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