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独身1人娘が経験コロナ禍の母の見送り③

3:葬儀当日
葬儀当日、朝から忙しくスタート。
当日はいろいろなところで現金払いの連続ですから、前夜仕分けした封筒など忘れ物などないよう会場へ。葬儀会場へ入り色々と準備。
つつがなく葬儀は終わり、火葬場へ。

実は母が亡くなった実感があまりなかったんですが、
火葬場で待っている時に「あれ?お母さんは バッグどこに置いたっけ?」と、ふと呼び掛けてしまい、「あーもういないのか。」とうっかり呼びかけてしまって恥ずかして苦笑。

よく考えたら、葬儀会社の安置所に数回行っているけど、誰かの付き添いだったので人数の関係上 部屋の外にいたので、
亡くなった母の顔をじっくり見ていなかった。
喪主である父をなにせ元気な状態で葬儀にいてほしくて、
仕事としてこの葬儀へ向き合っていた。

葬儀中もなんだかみんな、少ない人数ですごい勢いで泣いているから、涙は引っ込んでつつがなく時間通り進んでいるか確認してしまうほどだった。

たぶん葬儀に参加している誰より私が一番母が亡くなっているということを分かっていなかったかも。

4:最後に

葬儀は問題なく終わったし、父も問題なく元気だし、参列した人からクラスターは発生しなかった。コロナ禍で最善のいい葬式だったのではないかと自負している。

でも 私は母の最期の姿をちゃんと見たのだろうか。誰かのために過ごした3日間だったけど母のことを一切考えなかった。
自分のやるべきタスクは数々の事務作業だったのだろうか。本当は一番の悲しむということをしなくてはいけなかったのかもしれない。

独身で困ったことはないと思っていたけど、今回初めて”困ったなぁ”と思った。
悲しむ、慈しむということが出来るのは、隣に誰かいてタスクを半分受け持ってくれる信頼できるパートナーがいるから出来るのかも。今回は以前にもまして肚をくくってしまった。。

コロナ禍だからといって自分でいろいろ気にしてみましたが、葬儀会社の方はいろいろと教えてくれますので、困ったら一つずつ確認してください。

たぶん、今、この記事を読んでいるあなたも誰かを亡くして悲しい気分だと思います。コロナ禍で、状況や地域によっては、私の経験したこの状況以上に予定通りや思っていた常識と時には外れたことにぶち当たるかも。

いったん深呼吸して、病院の方や葬儀会社の方へわからないことを聞きましょう。やっぱり深呼吸って大事っぽいです。
???となっている頭へちゃんと情報が入ってきます。

そして紙の資料をいただけるので、読める状況になったときにちゃんと確認しましょう。

最後に葬儀場、火葬場もキャンセル待ちなどかなりの混み具合でしたが、納骨はそれを上回る込み具合でした。土日に絶対!という方は候補日は何日か設定し、気持ちに余裕を持った方がいいです。


あとがき

あまり前向きな内容ではないですが、検索してもなかなか出てこない話題ではあるので、このような経験をして今困っている方もいるかもしれないので何かの参考になってほしいな。。。と思いこのNoteを書きました。
そして母のことで悲しめず涙を流すことが出来ない自分の心のリハビリのために書いてみました。皆様お付き合いありがとうございました。



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