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独身1人娘経験したコロナ禍の母の見送り①

独身1人娘です。母が先日がんにより亡くなりました。
その際にやっておけばよかったこと、考えておけばよかったことをこれからコロナ禍の中不安を覚えている方の何かヒントになればと思いまとめておきます。
(時期、地域によって、そして個人の方の考え方にもよることになりますのであくまでも参考にしてください)

1:母の入院、入院時のお見舞いについて
1−1:入院期間のコミュニケーション
 70代の母はスマホをかなり使いこなしており使用してから約7年経過しており、かなりLINEやメール、電話など使いこなしている為今回のコロナ禍の入院時、コミュニケーションツールとしてかなりストレスなく使えたこと。
このことがやはり一番お互いにとって良かったです。
二つの病院に入院しましたが、一つ目の病院は全くの面会が禁止されており、買って来て欲しいものなどについてはLINEで連絡があり、
守衛さんにお渡しをして看護師さんから母へ渡してもらうというルールでした。
寂しい中の入院でもコミュニケーションについてストレスがなかったこと
また、電話をするなどお互いの顔を見ながら話すことについて、2月から8月くらいまで頻繁に行っていたのでその辺りのツールについても問題なく
お互いストレスがあまりなくコミュニケーションが行えました。

皆さんのご家族内で特に問題なくてもスマホによるコミニュケーションを密に行うということ。気軽にスマホを使うということを高齢であっても常日頃から進めることが大事なことではないか。と思っています。


1−2:入院時のお見舞いについて
 基本は病室内へのお見舞いについてはどちらの病院も禁止でした。
先ほども記載しましたが、1つ目の病院については、病院内への立ち入りについても禁止。2つ目の病院については、元気なうちは家族(12歳以下の子供を除く)のお見舞いと言うことでロビーにて5分から10分間の面談が可能でした。
いろいろな症状の患者さんたちが、ロビーまで自分で歩いてまたは車椅子に乗って家族の皆さんと談笑している姿は印象的でした。いろいろ苦痛や大変なことがあるけどこの時間は幸せなんだろうなぁ。。。とほっこりしていました。
最後の1週間(危篤期間)については、病院の計らいもあり歩行困難にもなった為病室を個室へ変更していただき、家族の入室(1人5−10分)が可能となりました。私は父と日を変えて他の患者様の迷惑にならないよう、除菌に気をつけながらお見舞いへ行っていました。
最後の数日は 1時間くらいのお見舞いを許していただきました。

本来なら親族や友人など積もる話を気軽にできるお見舞いをさせてあげたかった、残り少ない日をなんて事のない話をだらだらしながら様子を伺いながらお見舞いしてあげたかった。。。とは思いますが、コロナ禍の中、病院の計らいのおかげで短いながらも充実したした時間を過ごせたと納得しています。

交通事故や震災など不慮の事故でご家族を亡くされる方についてはこのお見舞い等の時間さえ用意されていない。そのようなことを考えると、私はまだ運が良かった。そう思うことでこれから過ごすニューノーマルの葬儀へ向けて気持ちを持ち直し、病院の先生や看護士の方へ感謝の気持ちへと切り替えました。

そしてこの期間中常に気をつけていたこと。
自分や父がCovid−19にかかってはいけないということ。
病院のご好意にて病室(廊下を歩く)への立ち入りを許されていたので、絶対迷惑をかけてはいけない。。というプレッシャーが通常以上に強く移動などにピリピリしていました。

手洗い、うがい、消毒などはもちろん、食事については自炊を心がけ、コンビニや外食など 不用意な外出を避けていました。
(外の環境で飲み物を飲むなど、口を開けたりすることを極力避けていました)


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