芸人さんが好きなのにお笑いが分かってないかもしれない話

最近、若手の芸人さんが好きでよく見る。
きっかけは前回もちらっと書いた芸人さんの配信。(その配信のことは書き出したら全然止まらず&まとまらなくなったのでまた今度にします。)(2月2日追記:書きました→私とおこたしゃべり
ゲストで来た方や、その芸人さんが別でやってるチャンネルを見るうちに、どんどん好きな芸人さんが増えていく。
年末はとうとう劇場にも行ったし、全然気にしたことがなかった賞レースの結果を緊張しながら確認したりするようになった。

一方で、「好き」と「おもしろい」の違いが分からないというか、私はちゃんとこの芸人さんの面白さを理解できているのだろうか、と悩むようにもなった。

私は元々、漫才があまり好きじゃない……というよりたぶん漫才がわかっていない。
M-1決勝戦も、これまでの人生でしっかり見た記憶がない。
優勝ネタを後日見かけても、面白いと感じた記憶がない。
多分、漫才を面白いと感じる才能がないんだろうと思っていた。
古典的というか、王道の漫才であればあるほど笑いどころがわからなかった。
感心することはあっても笑えない。
なぜだろう? 古典芸能みたいな見方してたのかな?

だから、漫才師の芸人さんを好きになることがなかった。
好きな芸人はずーーーーっとさまぁ~ず。学生時代、ネタ番組は見た記憶がないけれど、バラエティ番組はいくつか見ていた。
そもそも、北の方の出身というのも影響してるのかもしれないけど、あんまり漫才を話題にする習慣がなかったような気がする。関西方面出身の友人と話した時、関西のテレビでの芸人さんの活躍っぷり、お笑いの茶の間への浸透っぷりに驚愕した。やっぱり子供の頃から漫才を見る機会が少なかったというのは、今の好みに影響している気はする。

でも社会はどんどん変わって、なんとネタでもバラエティ番組でもないところから芸人さんを好きになる時代が来た。
大元の配信の芸人さんは、お二人とも基本的に漫才はやっていない。他の芸人さんも、漫才中心で活躍されている方だとしても、Youtubeチャンネルのネタ以外の動画を見て気になって、そこから好きになることがほとんど。
好きになった後にネタを見る。それで面白かったらもっと好きになる。

お笑いが元々好きな友達にはダメ出しされた。邪道だって。”普段の姿”に近い映像でまんまと好きになるのはワーキャー(と呼ぶらしい。ミーハー的なことだと理解してます)、みたいな。
まあ、それも分かる。カメラ回ってスイッチ入ってない芸人さんっているもんかね? とは思うけど。

ただ、それを聞いて、こんな私に好かれるのは芸人さんも迷惑かもしれない…という自意識過剰な心配から、最近は漫才がちゃんと分かるようになりたい、と思っている。
ちゃんと漫才が分かった人に「面白い」「好き」と言われる方が嬉しいんじゃないかなって。でも逆に、漫才が分からない(と思っている)私でも面白いんだから、それはすごくない? 色んなものを超越して面白いということでは? だって芸人さんがしたいことって人を笑わせることだよね?
こんなことを大声で言えるほど、私は自分のお笑いセンスに自信がないので黙っていますが、やっぱり自分が面白いと思う芸人さんのこと、真っ直ぐ応援しようということは決めました。

ねえ思ったんだけど、私やっぱり真面目じゃない??(前回のnote参照)

名指しで芸人さんを語るのはまだ勇気がいるけど、自分だけで書き散らしてるものなのでここでは書くことにします。
みんな、9番街レトロとかつやまんちチャンネルを見てよ!!!!!面白いから!!!!!一緒に応援しよ!!!!!

あと王道漫才っぽいのに(実は王道じゃないのかもしれない、まず私に漫才のカテゴリ分けなんて高度なこと出来るわけないんだからただのイメージでしかない。)面白い!!すごい!!!大笑い!!!って思ったのは令和ロマンのネタです。

いつかこの文章を読み返して恥ずかしくなる日が来るのかもしれないけど、何事にも初心者の時代はあるものなので、これが今の私の段階と思って公開します。
M-1優勝ネタを面白いと感じる日が来るといいなと思うけど、好きな芸人さんがM-1で優勝する日が先に来たらもっと幸せ。


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