格安SIMや大手格安ブランドが人気とはいえ、まちにはWiFi環境が必要

今日は素朴な疑問、まちのWiFi環境はニーズがあると思うだけど、どうなの〜?ってな疑問。しかも、今年度から校区の公民館主事をしていまして、その公民館はWiFiがないことなんです。さらに、電話回線すらないw

改めて、まちにWi-Fiってどうなの?というのを調べてみました。


Wi-Fi環境のニーズは主に3つ

Wi-Fi環境へのニーズは3つあるといわれています。

1.観光へのニーズ

今は観光は難しいですが、外国人観光客含めていろんなところでWi-Fiがあることに越したことはないです。私も海外旅行の時にはWi-Fiのある店にいきますし、移動と移動の間にWi-Fi環境が整ってきているところがあるといいなぁと思います。


2.防災へのニーズ

結構報告書とかも読んでも、防災としてのWi-Fiの資料を見かけます。キャリアの電波では難しい時に別回線のWi-Fiがあるのは確かに保険としてもありですね。少し古いですが、こんなデータもあるくらいです。

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出典:https://www.soumu.go.jp/main_content/000548781.pdf

Wi-Fi環境でなくとも、災害時はリアルタイムのSNSでの情報交換、共有などが非常に役立ちます。私も熊本地震の時はLINEで情報共有してましたしね。あと、ネットで防災が見れた方がいいのは、日本にいる外国人労働者の方もいますし、多言語に翻訳しやすいネット情報とかはホント便利かと思います。


3.住民サービスの向上のニーズ

生活インフラとしてですかね。単純に格安simが出てるとはいえ、Wi-Fiモデルの方が普及してるし負担もすくないのでWi-Fi需要は高まると思います。データはストリーミング、オンラインサービスでかつ、高画質な動画配信が増えた現代では通信環境も情報格差となりやすいともいえます。

アプリケーションとかデータでも、ダウンロード→インストールとかありますしね。先日、音楽のサンプリング音源が50Gとかだったのですが、とても家にネット回線引いてないと無理だったりします。かといって、一戸建やマンションに、Wi-Fi整備するといいのでは?となると、まあまあ使わない人からしたらネットの毎月の固定費は導入悩むかも?と思うのです。(元からついてるマンションもありますが)


GIGAスクール構想でも、菊池市はWi-fiモデルの購入されていますしね。とはいえ、自宅にWiFi環境を整えるのはそこそこコストがかかるので、格安simは通信量が多いのにはプラン的に向いていない。平成30年の総務省の資料ですが、教育現場でWi-Fiが必要な理由という資料があるくらいです。

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出典:https://www.soumu.go.jp/main_content/000548781.pdf

という訳で、まだまだWi-Fi環境は必要だろうという見解です。


ローカルでは?”くまもとフリーWi-Fi”

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では私のまちはどうかというと、総合体育館なども「くまもとフリーWi-Fi」が使えるようになりましたと2月に掲載されていました。「え!今頃なんだ!!」と個人的には思いましたよ、2021年なんですけどね。w

体育館にWi-Fiがあるのは結構ありがたいと思っていて、中高生の保護者とかは大会が入場制限のかかってるとかあるので、動画配信(限定公開)とかで動画をシェアしたりすることもあってるようなので、個人の通信負担ではなくWi-Fiがある方がいいと思います。

くまもとフリーWi-Fiについてはこちら

 「くまもとフリーWi-Fi」は、国内外からの来訪者等の利便性向上、観光・交通情報等の発信力強化、大規模イベントや災害時の情報伝達手段の充実を主な目的とした誰でも無料で利用できる公衆無線LANサービスです。
 地域情報化の基盤整備の一環として、県内の主な交通拠点や公共施設等において、県と各施設が連携・協力して無線LAN環境を整備し、各施設が広く利用者に対して無線LANサービスを提供します。
 目印は、くまモンを使ったロゴマークで、共通化したネットワーク名称(kumamoto-free-wifi というSSID)により分かりやすく、使いやすい公衆無線LANです。
※「くまもと無料Wi-Fi」は、「くまもとフリーWi-Fi」に名称変更しました。引用元:https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/26/50627.html

菊池市のくまもとフリーWi-Fiはこちら

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各市町村の設置具合はずいぶん違いますねw

宇城市とか玉名市とか2箇所しかなくて、どうやってんだ?!とか思いましたがw

「他のWi-Fiサービスを使ってるのか?」と思いましたが、どうやら違うようです。玉名は今年の夏にくまもとフリーWi-Fiを導入してました。

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こちらは、2021年7月12日にお知らせしているので、菊池市の体育館も含めて増えてる感じですね。こういったパブリックな場はWi-Fi環境があるとホント助かります。10年くらい前にNYあたりを旅行した時ですが、フリーWi-Fiがいろんなところで使えて当時感動したのを思い出しました。

個人的には色んな人が立ち寄る場所には、とりあえずつけて欲しいw っていうのが本音です。心配しなくても、子供の世代が使っていきますからw

思春期とか絶対ギガが足りないはず。w

懸念されているのはコスト面ですが、”ある一定数オンライン活用が上手になればいろんなことがスムースになる”と思っています。

オンラインツールの機能の同期性、非同期性だったり、時短につながるようなアプリやサービスは非常に効果的に機能すると本当に便利になると思います。もっといろんなものとリンクしていけばきっとよくなります。

自治体の事例集

https://www.soumu.go.jp/main_content/000618328.pdf

自治体業務におけるWi-Fi利活用ガイドブック 概要版(案)

https://www.soumu.go.jp/main_content/000358988.pdf




”気になる新しいサービス”home5G これ、どうだろう?

気になってるのはhome5Gだったりします。全然ドコモを使って育ってない私からもシンプルに「いいなぁ」と思える感じ。実際はもう少し調べますけどw

私が関わってる公民館は電話回線もないので、これを導入してみてもいいかなぁとか思っています。

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使ったこともない人が、いるorいらない って判断することがあります。

ネット環境は、”いるんだけど、どのように導入するか?”ぐらいものでしょう。


あー悩みます。


【この記事について】
Locally Driven Labs(LDL)のプロジェクトの1つ“地方のオンラインの普及と価値の創造“にて、オンラインツールの情報共有を記事にしています。地方で実践しているメンバーがオンラインツールの使用感などを話しており、参考資料しても活用できます。

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