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LDLバディ対談 宮崎涼子さん

LDLのバディ対談の記事です。

こちらは、まちづくりのトップランナーである、木下斉さんが立ち上げたオンラインラボです。LDL(Locally Driven Labs)とは、継続的なオンラインコミュニティを作り、アウトプットまで持っていくことを目的としています。

LDLないでは、バディ制があり、全国のメンバーの1人とバディを組んで、事業の話や、まちづくりについて、また木下所長から学んだことなどや気になる話題などを話したりします。LDLでこんなところがわからないとかも、話したりしつつ3ヶ月に一回、シャッフルが行われています。

今回のバディ対談は同じ熊本の宮崎さんとお話をさせていただきました。
熊本に拠点を持つ、移動棚などを扱う会社に務めてるそうです。大学の図書館などに取引先があるようです。多分ちゃんと移動棚メーカー見たことなかったですね。

https://www.kongo-corp.co.jp/index.html

よく考えたら、私が勤めているカルテ棚もkongoでした、お世話になってたりとか。とてもシェアがあり。熊本の会社だったのか?!というところから知ったので、「まだまだ知らないとな」、と思った次第です。


◯宮崎さんが、LDLに入ったきっかけ?


宮崎さんの木下所長を知るキッカケはVoicyだったようです。「視点が広がる」とのこと、確かに、木下所長の話題は、かなり幅広い内容をおさえてますよね。
狂犬ツアーは姫路、山鹿、天草に参加しているようです。


Q1.LDLに入ったきっかけはVoicyだったと思いますが特に印象的だった放送ありますか?

時間の使い方に関する放送が印象的でした。
木下さんの仕事量はすごいですが、秘訣として、「時間を決め、限られた時間内で行う(余計な編集はしない)」ということを聞き、たしかに自分の経験でも時間がない中で進めるプロジェクトは時短ツールを使ったり、思考を整理しながら行うので、時間がある時に漫然と行う作業よりだいぶ生産性が高く、仰るとおりだな、と感じたことを覚えています。

また、「不遇すぎる団塊ジュニア」や「戦後人口移動の真実」、などの戦後史シリーズは教科書の裏側の生きた情報が満載だったので、大変勉強になっていて戦後史シリーズは心待ちにしています。最近も東京の都市変遷の話を実体験をもって語っていらっしゃるので面白いです。


◯家族が経営している紅茶専門店「コッツウォルズティールーム」


稼ぐという点で、宮崎さんが母のやっている紅茶専門店をされていて、家族のお手伝いで、オンラインショップの立ち上げや、デザインのお手伝いなどをしたそうです。

銀座通りのサンルートホテルと同じビルにある、コッツウォルズティールーム
1991年創業で、30年以上もある老舗ですね。

紅茶ってお店であんまり飲まない人間ですが、、これは美味しい。

コッツウォルズティールーム
https://cotswoldstearoom.com/

宮崎さんの手がけた、オンライショップをstoresで販売。コロナ禍の時に、ご自身で作成されたそうです。



宮崎さん自身色々堪能で、英語、簿記1級も持っていて多彩なんですよね、読書家でもあり、ヴァイオリンも弾けて知的好奇心も豊富。多彩ですねw


Q2.コロナ禍の時に、デザインとオンラインショップ開設で手伝ったと思うんですが。手伝ってみて、気づいた点とかありますか?


日計表などにお客様の入店時間帯や購入製品情報など多くのデータが有りましたので、それを集計してグラフ化すると、アイドルタイムなどが判明しました。
そこにキャンペーンや対策などを施したところ、うまくはまったので、やはりデータは地に足のついたアイデアを生むには非常に役に立つな、と感じました。



◯人生を変えた図書というより、最近読んだ本を紹介

渡辺きょうじ

逝きしよの面影
近代の呪い

こちらが面白かったようです。


Q3.これの辺、オススメのポイントを改めて教えてください。私は読んでないので、Kindleでかってみますw

 私は歴史が好きなので、渡辺京二先生の「近代の呪い」では、国民国家の意識の芽生えなど興味深いことが記載されていて勉強になりました。先日テレビでトーマス・マンの「魔の山」の紹介をしていましたが、当時ヨーロッパでも国民国家の意識の反発から退廃的なムードが支配していた、と言っていたので、国民国家の意識は全世界で起きたムーブメントだったのか、と思いました。
 今は逆に、日本においては国民国家の意識が薄れてきている部分もあると思いますが、国家があるからこそ安心して個を確立できる、というのはもう無意識に近い前提だと思うので、やはりこれまで築いてきたものは変化を受け入れながら意思をもって守る、という姿勢が大切なのではないか、無くすのは一瞬であり、専守防衛の立場を取っている日本としてはどのような形で生き延びていかなくてはいけないのか、などなど、普段の生活範囲より視野を広げて考える良い機会になりました。

 教科書で習ってきたことの裏を知るのが面白くて好きなので、先に挙げた木下さんの戦後史などにも惹かれるのだと思います。

 人生を変えた、とはいかないかもしれませんが人生に深く影響を及ぼしている図書は、小学校5年生の頃に読んだ童門冬二著「上杉鷹山」です。「成せばなる、成させば成らぬ、何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」という有名な言葉を残した方で、最近こそ上杉鷹山の名前は有名になってきましたが、以前日本の記者がケネディ大統領に「最も尊敬する日本人は誰ですか?」と質問したところ、「上杉鷹山です」と答えられたそうで、当時の日本人記者は誰も上杉鷹山を知らなかった、という逸話があります。
 養子に入った藩が借金だらけで、その財政を様々な策を施して立て直した方ですが、私の仕事に対する向き合い方や理想とする生き方は、今も上杉鷹山から影響を受けていると思います。

 思い出話ですが、当時上杉鷹山をあと少しで読み終える頃、母に、「ねえ、好きな本をあと少しで読み終えてしまう気持ちってすごく切ないんだね」と言ったそうで、母はまさかそれが「上杉鷹山」とは思っていなかったそうで、今も時々「渋かったねー」と言われます。私も記憶にない話だったので、渋い小学生だな、と我ながら思いました。
 

小学校5年生のときに読むセレクトがまた単純にすごいと思いますね。まだまだ知らない世界を、こうして知ることができるのがバディ対談の醍醐味のように感じます。
こうして、多分昔だったら知り合う機会がなかったことでも、オンラインを通じて知り合える、木下さんを通じて出会えて同じキーワードで話せたりする。考えもしなかったトピックを面白いと思って調べる。。。。

面白い世の中を生きているなぁと思います。

今回は、同じ熊本ということで、実際にお母さんのお店までお邪魔させていただきました。まず、紅茶のファンになりましたw
ぜひ、みなさんも熊本の銀座通りにありますので、お立ち寄りください。


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