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理性的に考えたいときほど感情に動かされたほうがいい説

感情的に流されると判断を間違えるとか、感情が高ぶってるときはちゃんとした判断ができないからしないほうがとか言われる。

けど、ほんとにそうなんだろうか。というか感情と思考ってそんなに都合よく切り離せるのか。

どうでもいいことからどうでもよくないことまで、日々いろんなことを考えて判断もするけど、どうも感情的に落ち着きすぎてるとき、何も刺激されてないときは「思考」や「判断」のスイッチが入りにくい気がするのだ。

考えなくちゃと思ってスイッチを入れても、うまく入らなかったりぼんやりした思考と判断になったりする。

どうやら人はあまり理性的すぎても、いい考えや判断が浮かばないらしい。

もしかしたら近いものに、ソマティックマーカー仮説というのがある。

端的に言うと「感情は理性を乗っ取るわけでも妨害するわけでもなく、むしろ理性の適切なサポートをしている」らしいのだ。

たしかに、何かの物事を目の当たりににしたり、情報を見聞きしたとき瞬間的に何らかの感情と共に「あ、これ考えたい」「考えなくていいや」の判断をしてる気がする。

感情が適度に動くからうまく判断ができる。

で、だいたいその判断は間違ってないし、たとえばnoteを書くときでも最初にちゃんと感情を動かして考えたことは、何もないときに理性的な頭で考えたことより、何かクリティカルだったりする。

結果的にそうやって書いたもののほうが、理性的な(一応読むに値する)ものになりやすい。不思議だけど。

こういう昔から言われてた通説(感情は理性の邪魔とか)と違うことって、まだまだたくさんあるんだろうな。

#ライター #思考エッセイ #理性と感情