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畑をサラダにしたかった

そのまま食べたいなと思う。感覚的に「美味しそう!」を見つけたときに。

野菜や魚、肉なんでも。そのままっていうのは、ほんと文字どおり生のそのまま。

だけど、魚だって刺身にはするけど個体のままかぶりつくっていうのはあまりないし、生肉なんて「そのまま」かぶりついたらナースあさみさんにめっちゃ怒られると思う。ダメ、ゼッタイ。

なので野菜ぐらいは生でそのまま食べたい。

いや野菜なんてそのまま食べてるやん。そう思われるかもしれないけど、そうじゃなくて。もっとそのまま食べたいんだ。

またちょっと何言ってるかわからないけど、ほんと畑でそのままサラダを食べたい。

なんかそういうのないですか? 伝わるようで伝わらない話なんだけど。

直売所で野菜を買ってきてとか、採れたてのとかももちろんいいのだけど、できれば畑の一部分を引っ剥がしたらそのまま食べられるぐらいのダイレクトさが味わいたくて。

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それなら、畑にサラダを作ればいいのでは。そう思ってやってみた。

9月終わり頃にトウモロコシを収穫した跡の畑の一角に、サラダを蒔いた。

松本冬菜と呼ばれるこの辺の在来種。小松菜をソフトにした感じのやつ。あと京水菜と赤カラシナと春菊の種をMIXでばら撒き。

ほんとは水菜なら水菜、春菊なら春菊をそれぞれの畝で条蒔きして間引きすればちゃんと大きく育つのだけどあえてしない。

そうすると、みんなで朝10時頃の小田急線くらいの混み具合で育つので、小さいのだけど、そのおかけでどれもそのまま食べられる。

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このMIX状態でドレッシングかけたらそのまま食べられそうなのが好きなんだ。

なので、いつもサラダが食べたくなったときは畑でピエトロドレッシングをファッサーとかけておいしくいただく。畑が食卓。そんな広告コピーが似合いそうだけどそんなものはないし、もちろん畑ではドレッシングかけて食べません。

ちゃんと収穫したサラダMIXを家でさっと洗ってから食べる。

でも気持ち的には畑でそのまま食べてる。

秋から冬にかけてのこの時季だから、育ちすぎることもなくいい感じのアレでエンドレスにそのままサラダが食べれるのだけど、永遠はもちろんなくてやがて日中でも氷点下の日がやって来る。葉物野菜たちは静かに冬枯れる。

いつも、そんなあたり前のことが信じられないなと思うのだ。このサラダ畑に佇んでいると。

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村暮らしのライター/エディター Editing and Book Writing/人とことばと土を耕して生きてます。東京⇄信州。noteでは大事じゃないけど大事なことを。何をしてるかより「なぜしてるか」の深い話を聞いて書くひと→ https://fumigura.com/
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