パクる人と学んで超える人の違いとは
「参考にするのとパクるのって何が違うんですか?」
あるところでそんな話になった。
引用とか参照の範囲を超えての丸パクリは、もちろん「なし」だけど、そうじゃない「参考にしました」の場合。
あるいは誰かに相談して教えてもらったりしたことを「そのまま」使うのはどうなのか。
明確な線引きはあるようでない。だから「参考」と「パクリ」の境界線を疑問に思うケースも出てくるんだろう。
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こういう問題は「そもそも」のところから考えてみるのがひとつの方法。
そもそも人間もAIも「何かのインプット」なしには何も考えられないしアウトプットできない。学習問題が必ずつきまとう。
ということは、どんなに「天才かも!」と思って湧き出たアイデアも、誰かの何かを参考にしたものも本質的には「100%純粋に自分のもの」ではないのだ。
その前提の上で、パクリか参考かの違いを考えると、参考になる何かをインプットしたあと「自分で考える」作業をしてるかどうかなんじゃないか。
それをせずにショートカットで自分が知らないアイデアやノウハウを手にしたと考える人はパクリが近づく。
そうじゃなく、誰かからの情報を自分の思考材料や刺激にして、さらに超えるものが創れると思う人は「参考」と言えるのかも。
結論ではないけど、いまのところそんなふうに考えてる。