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スピリチュアルマスターの独り言18「2032年」

今日は、私の50代最後の日である。自分でも信じられないが、明日、なんと!60歳になるのだ!!!還暦!!!老後、老人の仲間入りである!!!

30代の終わりからヒーリングを始めた。とにかく、自分自身と家族が健康で平穏になれるように、そして、教え子達や、ヒーリングを受けてくれる人達も健康で幸せになれるように、人生の課題はいつも難問ばかりだったが、母親として、教師として、ヒーラーとして、働きまくった。

40代の頃は、まだまだ自分自身の人生を立て直すこと、精神的に大人になること、子供を学校に通わせ続けること、と自分自身の事で精一杯。スピリチュアルティーチャーの学びを続けながら、50代を夢見ていた。

50歳からは、スピリチュアルマスターとして、働く時代だと感じていたからだ。

その通り、48歳で教師を辞め、スピリチュアルティーチャーとしての仕事と学びのみの生活になり、49歳でイギリスのスクールのマスターティーチャーとして認定された。今思い出しても、その認定までに提示しなければならなかった課題は膨大で、簡単ではなかった。

認定された途端、マスターティーチャーとして、スピリチュアル講師育成の仕事がどんどん実現し、50歳からは思っていた通り、夢だと思っていたこと、やってみたかった希望が全部形になっていった。

最近良く思うのだが、10年前の方が今よりも、ずっと華やかだった。世界中にスピリチュアルを仕事とするプロの友人がいて、ワークショップやミーティングのために、年に二回はヨーロッパに出かけていた。

私が翻訳した本が出版され、私がアレンジし、翻訳した記事がスピリチュアル雑誌に頻繁に掲載され、自分自身の連載も始まった。翻訳本はあっという間に4冊になり、新幹線と飛行機に乗りまくって、ティーチャートレーニングをしていたし、分厚いテキストも翻訳したり、どうやって時間をやりくりしていたのか、今でも驚いてしまう。スクールのマスターとして、アジアの国でティーチャートレーニングを行った。香港のエージェントから招かれたりしていたのだ。

10年前の4月には、イギリスのスピリチュアルリーダーのワークショップを主催。100人の受講生を集め、来日後一週間の滞在にお供し、クタクタに疲労困憊しながらワークショップ通訳も二日間連続でやり切った。その後は二人の講師を招き9日間連続で通訳した。当時はいつも、普通に考えたら絶対に不可能なことに挑戦し続けていた。イギリスの講師のワークショップ開催は、今も続いており、全く違う次元へと上昇している。

私が知っている、本当のスピリチュアルな成長の方法を広めていく情熱だけで生存していくのは、これからも同じだが、あれもこれも、本当に普通のレベルを超えて、極限を超えて働く必要があり、なんとか実現してきた。

50代の後半は、子供達は大人になって自立して、私も南の島で最高のエネルギー環境の中、のんびり、、、、ではなく、今度は自分達の組織や学校を創り、教材やカリキュラムを整えていく、新しい仕事に変化して行った。

エンジン全開、全速力と休止の繰り返しで、限界を持ち上げながら働き続けてきたが、50代も、残すところ半年と言う頃から変化が始まった。

穏やかになって来た。極限まで働く必要もなくなって来た。

どちらかと言うと、次のクリエーションに必要な「無」の状態を、いかに保てるか、と言う修行になっている。そして、これまでとは違った創造と実現が始まっている。

これが60代かな、静かで地味。身体も精神も安定した平穏を保って、何もしていない状態があって初めて何かを生み出していける、そういうレベルになった。

これまでの働きで、何かが開花したことを告げられるように、移住以來育てて来た植物が、文字通り開花しまくっている。初めて咲いた大輪の花が甘い香を放っている。幻の花と言われるサガリバナの蕾が日々膨らんでいる。

50代、多くの方に出会い、スピリチュアルな成長と進化の為に、深いレベルで学び合うことができた。それは、ひとえに感情をマスターする学びであった。本当に光のレベルと言えるヒーリングやチャネリング、ワークができるかどうかは、全人類の共通の難関、感情をどこまでマスターしていけるかにかかっている。

本当に、自分を含む人間の感情の奥の奥、底の底、闇の闇を、沢山経験した。ほとんどの人の発展が、この感情レベルの段階で停滞していると教えられた通り、感情の深さは地球の海を知るようなものだ。

「人間は宇宙に飛んで、月の石さえ持ち帰ったが、
地球の海の一番深いところへは、とてもじゃないがまだ行けない。
あ〜月よりも遠い海なのだ」

合唱曲「海の不思議」の歌詞の意味が、一段と深まっていく。月は宇宙、異次元、スピリチュアルな世界、そこにいけたとしても、人間の感情、海の一番深いところへはまだ行けない。

あ〜スピリチュアルな発展よりも、難しい、いや、真のスピリチュアルな発展は、感情の一番深いところへ行けた時、初めて起こせる、と言う意味に聞こえてくる。

そして、この歌の中にも登場する、ニライカナイ。中学生が歌う「ニライカナイが〜」の声は、一瞬で私の神経回路をディバイン回路にシフトさせ、涙を堪えられなくなるほど、パワフルだ。

本当に沢山の真実が隠されている歌詞である。

感情を超えて、真の愛のみで繋がる人で溢れる地球になると言う目標は2032年、あと10年である。10年後、どんな60代だったと振り返るのだろう。とても楽しみだ。

今と同じように、やり切ったと感じれる、次の10年を過ごしたい。

魂と光の領域に繋がり続ける秘訣は、心から湧き上がる情熱に従って、物事を実現させていくことなのだから!


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