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スピリチュアルマスターの独り言

講座の申込を待ち侘びる日

私が音楽教師のかたわら、自分自身の人生を継続させていくために始めたヒーリングとスピリチュアルと言う霊的な学びを初めて、あっという間に二十数年が過ぎた。

お陰様で仕事に関しては、全部の夢が叶った。夢のまた夢、まさか自分ができるとは思っていなかったことが、この二十年の間にどんどん実現した。

家族に関しては、イギリス人の夫との間にもうけた二人の息子達が宝物だ。2006年に離婚した後も、このスピリチュアルな学びのお陰で、奇跡奇跡を連続させて、年間300万円の学費の学校に通わせ(ほぼ払わずに!奇跡)、大学も卒業。二人とも自立して生活してくれている。息子達とダイビングやシュノーケル、旅行などのレジャーを楽しむ仲良し親子でいられることが最高の幸せ。豊かな気持ちと心、愛の絆は大成功したと思っている。

スピリチュアルマスターの仕事は、この奇跡の連続を起こしながら生きる術を伝授しながら、その人も同じように他の人を助け、お世話する講師、トレーナー、ファシリテーター、ヒーラーなどになれるように指導することだ。

人類の歴史上、この仕事を生業として生活できるようになったのは、今世紀が初めてと言ってもよい。以前は宗教や、ボランティアとしての奉仕が主なスタイルだったのだが、先駆者のお陰で一般的なカウンセラーと同じように料金や授業料をいただいて、それで生活できるという、本当に幸せで豊かな時代なのだ!

こんなに素晴らしい仕事や、素晴らしい生き方を、是非他の人にも知らせていきたいと言う情熱だけで生きているが、そう簡単なことではない。と言っても、先に書いたように私は経済的には成功しているかもしれない。以前の税理士さんも、スピリチュアル雑誌の編集長さんも、本当にこれだけで生活できている人はあまりいない、といつも褒めてくれていた。しかし、貯め込んではいない。お金も豊かな流れの中で活かす。何一つ自分の物はないのだから、天から預かった資金で、新たな天の仕事を築いていくだけなのだ。

かといって、悩みや問題がないわけではない。いつも何かの課題に直面している。それが人間の成長だから、人間でいる限りチャレンジするべき課題がなくなることはないようだ。波動が5次元になったら豊かさと愛だけだと習ったが、地球学校の授業はずっとずっと続いている。

今日みたいな日は、高い意識を持った自分は「全て順調、神聖なガイダンスと共に生きれば、何も問題ない。思考を止めて、考えず、直感とインスピレーションを待ちましょう」と皆さんに教えている通りに働き、暇になると頭の中に「Ave Maria」の聖歌が鳴り響き、幸せホルモン、オキシトシンが溢れ出る。

それが数分、数十分続いた後は、全く完全に不完全な人間の自分がマインドに登場する。「そういえば九年前、十年前に似ているな。これまでの仕事のスタイルが古くなってくる時だ。あの時は本当に怖かった。今回も怖いな。でもあの時ほどではないか。貯金もあるし、子供も学費もないし。でも今度のセミナーに申し込み、少ないな。大丈夫かな」そしてまた同じように「Ave Maria」の聖歌をちょっと必死に歌いながら、次第に落ち着き出し、そしてメラトニンの分泌が高まり昼寝に入る。

つまり、人間でいる間は、絶対に人間だ。人間はいつも怖いのだ。怖くないのは一瞬。神と呼ぶにふさわしい至高のエネルギーをぐっと引き込み、自分自身で幸せと安心の状態を作れる、その一瞬、一瞬よりも長い時もあるけど、24時間365日というわけにはいかない。それでも、それはそれは至福の時。

そして5分後には、また「大丈夫かな」とモヤモヤが始まり、「思考を止めて呼吸に意識を合わせて、、、、」と皆さんに教えていることを、自分に言って聞かせながら、今日も私は生きていく。

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