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【🇚🇷#12】ESDクラスを終えお(Education for Sustainable Development)

コスタリカが再び雚季に入った4月䞊旬、Education for Sustainable Development (ESD)のクラスが終わりたした。

クラスの週目に぀いおはこちらに残したした。

週間のクラスを終えお感じたこずを、たた曞いおいきたす。

党おは感芚からはじたる

授業を振り返っお䞀番に思ったのが、このクラスのおかげで、コスタリカに来お䞀番ず蚀っお良いほど五感に意識を向けるこずができた時間だったずいうこずでした。

キャンパスの芝生
緑が生い茂る森
倪陜の光ず陰
雪が積もったように真っ癜に咲いおいたコヌヒヌの花
みんなのアむディアを曞き出したホワむトボヌド
フィヌルドトリップで蚪れた孊校

サワサワ吹く颚
授業䞭に聞こえおきたオオハシ鳥の声
その他の鳥の掻発な鳎き声
クラスメむトが毎日連れおきおいるサヌビスドッグの足音
授業䞭にシェアされるみんなの意芋

グルヌプワヌクでよく䜿う屋倖にある、ご぀ご぀した石のテヌブル
森で拟った硬い朚の実
チヌムビルディングの時に繋いだ手
教宀の近くの朚から萜ちおきたふわふわした綿

ちょっず湿った土の匂い
雚䞊がりの朝、ただ残る雚の匂い
昚日たで朚に咲いおいた花が萜ち、土ず混ざった独特な匂い

䌑憩時間には倧䜓石のテヌブルにみんなで集たっお
時にはシェアしながら食べたおや぀の味笑

このほかにも、屋倖でのアクティビティの時に流れる
ゆヌヌっくり、ゆったりした時間の感芚ず
教宀に入っおダむアロヌグをした時にあっずいう間に過ぎおしたった時間の感芚ず。

パ゜コンの画面の向こう偎に広がる䞖界ももちろん面癜いのですが、

家の䞭にこもっおいるだけでは気づかない

季節の移ろいがあったり

仲間ずの䜕気ない䌚話があったり

倖に広がる生物倚様性がある。

人間の感芚はおもしろいもので、自分が芋ようずしなかったり、聎こうずしなかったりするず簡単に情報が遮断されお
自分が芋たいもの、聎きたいものしか自分の䞭に入っおこない、ずいう話も先生がシェアしおくれたした。

コヌヒヌの花


䞊蚘の点で心残りになったのは
この授業を受けおいる時期に、満開に咲いおいたコヌヒヌの花の銙りを、盎接嗅ぐこずができなかったこず。
その花を写真に収めるこずができなかったこずでした。

ある日、スクヌルバスに乗っお孊校に向かっおいる途䞭に窓の倖を眺めるず、通孊路にあるコヌヒヌ畑、䞀面が真っ癜になっおいたした。

手付かずのゞャングルに、雪が積もったかのように芋えたコヌヒヌの花は、
先生曰く、ずおも良い銙りがするらしく。。

平和倧孊のスクヌルバスは基本的に途䞭䞋車できないので
近いうちに埒歩通孊しお行きは䞊り坂の立掟なトレッキングコヌスだけど、もっずお花に近づいお、写真を撮ろうかなず思っおいた矢先、

その花々はわずか数日で散っおしたい、あっずいう間に、その真っ癜で矎しい景色はどこかぞ行っおしたいたした。

ああ、矎しいず思ったその時に、カメラを構えればよかった。
行動に移せばよかった。

コヌヒヌの花はどこにでも咲いおいるけれど、
2022幎にコスタリカの倧孊院に通うわたしが銙るこずができるコヌヒヌの銙りは、あの瞬間しかなかった。

この瞬間はもう二床ず戻っおこないんだなあ、ず、ずおも儚いコヌヒヌの花に想いを銳せたした。

今埌もしも䌌たような景色に出䌚えたずき、わたしはきっず今の生掻を思い出すのだろうけど、その時、どんな気持ちになるのだろうか。

こんな颚に、未来の自分に少し期埅したりするのです。

コヌヒヌの花の写真はないので、代わりに実の写真を。
この実が赀くなったら収穫、そしお時期が来るず、花を咲かせたす。

1 x 1 x 1 x 1 = ???????

話は戻っお、ESDの授業の集倧成ずしお出された課題のお話です。

ESDを取り入れた孊校を自分たちでデザむンし、そのアむディアを発衚するずいうグルヌプワヌクでした。

この孊校をデザむンする過皋が最高にワクワクしたのです。

グルヌプメンバヌぱチオピア、ベトナム、日本人の仲間ずわたしの人。

授業で孊んだホヌルスクヌルアプロヌチをベヌスに、自分たちの想いをシェアしながらアむディアをどんどん曞いおいきたした。

ホヌルスクヌルアプロヌチは、日本語では「機関包括型アプロヌチ」ず呌ばれおいお、ESDの芖点をカリキュラムに取り入れるだけでなく、孊校運営、孊習環境、教育方法、孊校ず孊倖コミュニティずの぀ながりを考えながら、孊校ずいう堎をデザむンしおいく方針のこずです。筆者論

詳しくは"「ESD持続可胜な開発のための教育掚進の手匕」改蚂版"日本囜内ナネスコ委員䌚のSTEP3に詳しく蚘述されおいたすので、興味のある方はぜひ。


「自然ず觊れ合えるように、森の䞭に孊校を぀くろう」
「生埒だけじゃなく、スタッフ、教員党員が心身ずもに健康に働ける環境を぀くりたい」
「゚チオピアずベトナム、日本を拠点にしお、亀換留孊プログラムを䜜ったらどうかな」

もちろん、こんな颚にデザむンするのは簡単で、それを実珟させるのは珟実的に色々なハヌドルが出おくるのは承知しおいたすが

この、自分たちの䟡倀芳を重ね合わせながら䞀぀のものを創り䞊げる過皋で、教育で䞖界をもっず良くしおいこうず思っおいる仲間が、
ここにいるのだなあず心から実感。

この仲間たちず孊べば孊ぶほど、頌りたい時に頌れお、同じ志を共有できる仲間はここにいるんだなず、倧きな期埅感を抱いおいる自分に気づいたのでした。

今回の人のグルヌプワヌクは、1 x 1 x 1 x 1 = 1 ではなくお
むしろ自分たちの可胜性がポゞティブに融合しあっお、1ではなく、100でもない、新しいものを生みだせた時間でした。

今回のグルヌプワヌクの成果物は、パワヌポむントではなくおあえお手曞きで。

教育は「心」

最埌に、この授業でESDを教えおくださった先生の圚り方に぀いお。

先生はわたしたち孊生ず接するずきはい぀でも
「あなたの物語を聞かせお」
「あなたから孊びたい」
ずいうスタンスを厩したせんでした。

この姿勢が教育者ずしおも、人ずしおもずおも倧切で
孊ぶ偎の自信や自己肯定感を高めお、
「より考えをシェアしたい、クラスでの孊びに貢献したい」ずいう気持ちにさせおくれたした。

焊らなくお良いし、急がなくお良い。
自分が少しミスをしたっお、他の人は気にしおいなくお
むしろそんな自分を優しく包んでくれる。

枩かく
柔らかく
䞞く
優しく

でもその䞭に刺激もあっお
和があっお
愛があっお
心がある

そこに、䞀人ひずりの物語が重なっお、
そこにしかない唯䞀無二の堎ができるんだず感じたした。

自分がこれから授業やプログラムをするなら
それらが修了した時に、参加者にもこんな気持ちになっおほしい。

これは、授業に参加した人しか感じ取れない感芚だずは思いたすが
少しでもこの雰囲気が䌝わったら嬉しいです。

ヌヌヌヌ

そろそろ月に入り
平和倧孊の卒業たで残すずころ玄週間になりたした。

残りの期間は振り返りモヌド党開で

地に足を぀けお過ごしたいです。

この蚘事が気に入ったらサポヌトをしおみたせんか