見出し画像

APSプログラムについて

さて、わたしが合格をいただいた、Asian Peacebuilders Scholarship  (APS) Programについてのお話です。

プログラムについて

プログラムについては日本語の公式ページが開設されています。

アジアン・ピースビルダーズ・スカラシッププログラム (Asian Peacebuilders Scholarship -APS- Programme) は国連平和大学(コスタリカ)とアテネオ・デ・マニラ大学(フィリピン)が日本財団の支援を受けて実施している全額奨学金デュアル・ディグリー修士プログラムです。

上記のページにはこんな説明が書かれており、平和構築分野で活躍するプロフェッショナルを育てるためのプログラムです。

わたしは15期生として留学中で、現在16期を募集しています(締め切り:2021年8月13日)。

最長1年10ヶ月の期間の中で、英語トレーニング、アテネオ・デ・マニラ大学@フィリピンで社会開発学、国連平和大学@コスタリカでは平和構築に関する特定のコースを選択します。

国連平和大学で選択できるのは以下の8コース。

●International Peace Studies
●Media, Peace and Conflict Studies
●Gender and Peacebuilding
●Peace Education
●International Law and Human Rights
●International Law and the Settlement of Disputes
●Environment, Development and Peace
●Responsible Management and Sustainable Economic Development

わたしはPeace Educationを選択しています。国連平和大学のホームページ上にもAPSプログラムの詳細があり、出願の際には平和大学のページからウェブ上に書類をアップロードしていきます。

平和大学ウェブサイトTOPからは、
Programmes > Scholarship Programmes > Asian Peacebuilders Scholarship 
を選択すると詳細を確認できます。

スケジュール

スケジュールに関しても日本語の公式ページに分かりやすく情報が載っていますが、出願準備も含めたスケジュールを簡単に書き出してみます。(APS15期の場合)

■出願〜合格■
・出願締め切り(2020年8月14日)
・書類審査結果通知(2020年10月1日)
・面接審査(2020年10月10日)
・合格通知(2020年10月29日)
・留学先への提出書類一覧 通知(2020年12月18日)
・書類提出締め切り(2021年1月31日)
・APS15 全体オリエン(2021年2月19日)
・中級英語研修オリエン(2021年3月5日)

■本プログラム■
1. 中級英語研修@フィリピン*(2021年3月〜)
2. 上級英語研修@フィリピン*(2021年6月〜)
3. 社会開発学修士1 @フィリピン*(2021年6月〜)
4. 平和構築関連の専門修士課程@コスタリカ(2022年9月〜)
5. 社会開発学修士2@フィリピン(2022年6月〜)
6. フィールドプロジェクト@フィリピン(〜2022年12月)

*1~3はコロナウィルスの影響で、オンラインでの実施になっていて、4. コスタリカへの出発についても1ヶ月先延ばしになりました。(当初の予定は8月から)

日本とフィリピンの時差は1時間、コスタリカは15時間なので、APSコスタリカオフィスから連絡が来るのは大抵日本時間の深夜〜早朝あたりです。

特に合格通知を待っている1ヶ月間は、寝る前にも緊張でドキドキ。朝起きたらメールを必ず確認、という生活を送っていました。

参加者について

英語を公用語としない日本を含めた東南アジアの国々を対象としたこの奨学金。毎年30人程度の合格枠があり、その半数は日本人、それ以外はミャンマー、タイ、ベトナム、ラオス、カンボジア、インドネシア、スリランカ、フィリピンのメンバーが集まるそうです。

15期はラオスからの参加者がいないみたいで個人的に少し残念ですが、すでに国際機関や政府機関での勤務経験がある人や、国際協力分野以外で海外修士を取得済みのメンバーもいます。

また、わたしの同期には、子育て中のお母さんもいます。パワフルなキャリア構築!まだ直接お会いできていないので、直接お話できるのが楽しみです。

プログラムの魅力

最後に、わたしにとってのプログラムの魅力を。

1. 英語トレーニングの手厚さ
このプログラム出願時の英語力の最低基準は、IELTS=バンドスコア5.5以上、TOEFL iBT=71以上です。

大抵の大学院留学や奨学金出願のためには、IELTSだと7.0は必要になってくると思うので、より多くの人がチャンスをいただけるプログラムだと思います。

上記で説明したとおり、プログラムはアテネオ・デ・マニラ大学のAteneo Language Centerでの英語トレーニングからスタートします。

英語力によって、1. 中級英語研修@フィリピン*(2021年3月〜)から始まる人と、2. 上級英語研修@フィリピン*(2021年6月〜)から始まる人がいて、大学側から指定された時期から留学が始まります。

わたしは一か八かで出願したので英語力もそんなに高くなく、中級英語からスタートしました。授業の様子はまた別のnoteに残していきます。

2. フィールドプロジェクトがある
プログラムの集大成として、フィールドプロジェクトを行うことができるのも魅力でした。

グループでプロジェクトを行えるとのことで、APS日本語のウェブサイトにも先輩方の卒業プロジェクトをまとめた動画が掲載されています。

自分の志に共感してくれる仲間と、0→1で新たなプロジェクトを立ち上げる経験。この経験から何が生まれるのかも楽しみです。

3. 国連平和大学という場所
国連平和大学のキャンパス内には、Global Citizenship Education(GCED: 地球市民教育)やEducation for Sustainable Development(ESD: 持続可能な開発のための教育)等を扱うUPEACE Centre for Executive Educationや、Earth Charter Internationalという機関の本部があったりするみたいです。

その関連で、わたしが専攻予定のPeace Education(平和教育)コースの中にも、Education for Sustainabilityという選択授業があります。

(出願時はGlobal Citizenship Educationという授業があったのですが、年度が変わってなくなったみたいです。これは少しショックでしたが、しょうがない!)

授業を受けながら、これらの機関にどう関わっていけるかはまだ分かりませんが、自分の専門分野とつながりのある教授陣がいらっしゃるのも、大きな決め手となりました。

このnoteを書いているのは中級英語をやっと修了した段階なので、プログラム中の様子は余裕がある時に、ゆっくり届けていきたいと思います。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?